きゅうり農家が、AI搭載の自動選果機を作ってみた

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今日は、『きゅうり農家が、AI搭載の自動選果機を作ってみた』というトピックにフォーカス。News Picksの公式コメンテーター「プロピッカー」である、窪田新之助さんをスタジオにお迎えし、解説していただきました。


▼自動選果機とは?

9つの等級に分かれるキュウリを、今までは毎日8時間ほどかけて人が選別していました。これを人工知能によって選別するのが自動選果機。キュウリの画像を9000枚撮影すると機械が覚えていき、判断できるようになります。これによって農家は収穫だけに専念できるので、人手がいらなくなります。またオープンソースで誰でも使えるようにしているため、どんどんデータの精度も上がっていきます。

農業では高齢化が問題とされていますが、むしろチャンス。日本の農業は、1戸あたりの面積は少ないものの農家の数は圧倒的に多い。人数が多く、一人当たりの面積が小さいため、今後は効率化して広げていかないといけません。日本の農業も大規模農家化するのではないでしょうか。


▼大規模農家化…懸念は?

大規模化による品質の心配の声もありますが、これは畑にセンサーが付いており、気温や湿度を図れるため、いつ病気が来るか大まかに知ることができるようになります。したがってピンポイントで農薬が撒ける
ので、それも効率化につながります。また、大規模化に連れて経営やマネジメント能力の必要性も出てきます。まさに人材育成教育が必要。国も経営者を育てていく方針を立てているということで、今後に期待です。


▼消費者にとってはどうなるの?

私たち消費者は高齢化も進むように、食に対する要望がどんどん健康志向になっています。それに合わせて、テクノロジーによる食のスタイルも変わっていくのだそうです。例えば、ウェアラブルウオッチを身につけて、高血圧が発覚すると機能性野菜を直接届けるサービスが出来たり。その人の健康状態にあった品物が届く時代が近いうち来るのかも…!?

来月『農業とテクノロジーの融合=アグリテック』をテーマにしたイベントが開催!
AG/SUM AGRITECH SUMMIT
日時:5月23〜25日
会場:虎ノ門ヒルズ

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【窪田新之助】テクノロジーが変える、日本の農業のこれから

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