2021.02.28
「東北大学 大学院」の教授で、 「深海魚」のスペシャリスト、落合芳博さん
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今朝のゲストは「東北大学 大学院」の教授で、
「深海魚」のスペシャリスト、落合芳博さん。
「深海魚」と言えば、先日、新種が発見されて、
「ヨコヅナイワシ」と名付けられたというニュースがありました。
水深200メートルより深い場所を深海と呼び、
太陽光が届かない場所になるため、植物が育ちにくい環境に。
自ずと深海魚たちの餌は、上から落ちてくるものか、
他の深海魚を食べるそうです。
深くなればなるほど水圧が強くなってきますが
深海魚たちは様々な水圧に耐えられる様な仕組みが
体に施されており、
例えば水は水圧に押し潰されにくいという性質を生かし、
体の中に水分を増やしているそう。
そのためブヨブヨな体の深海魚が多いとのこと。
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「魚好き」が高じて、「水産」の分野に進まれましたが・・・
現在は、取れた深海魚を、食用や医薬品などに
役に立てられるかという研究を重ねています。
落合さんは、『食べられる深海魚ガイドブック』
という本も出版をされています。
淡白な味なものが多いそうで
中には油がしつこく食べすぎると
下痢を起こしてしまうものもあるそうです。
夏場は禁漁期に入るため
深海魚は冬場に出回るものが多いとのこと。
落合さんのこの時期にオススメな深海魚は
「ラブカ」というサメ。
こちらの深海魚は身に甘みがあり
握り寿司にしたら、
酢飯の酸味とマッチして美味しかったそう。
この甘みには深海で生きるために適用した結果の1つ。
例えば生卵を深海に持っていくと固まってしまうほど
タンパク質は実は圧力に弱いんだとか。
なので深海魚の体には
タンパク質が固まらない物質が作られ、
それが甘く感じるそうです。
最後に「水産生物資源」の研究者という立場から
海、そして、水産資源の「有り難さ」「大切さ」について
お話ししていただきました。
『植物プランクトンって海にたくさんいるんですけど
実は人間が出した大量の炭酸ガスを吸収して
光合成で酸素に変えてくれるんですね。
ところが人間が出したゴミとか有害物質が
最終的には全て海に流れ込んでしまいますので
自分の行動に責任を持って海を汚さない様な配慮を
していただければなと思います。』
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