MAKE MY DAY

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ON THE MOVE
スポーツでカラダを動かそう!

2019.11.10

フィギュアスケートの審判

話題の最新スポーツから、
思わずチャレンジしたくなる注目の競技、
要チェックな試合や選手など、
スポーツの魅力を発信していくON THE MOVE。

今日は「フィギュアスケートの審判 」を
ピックアップしました。

華やかで演技や衣装が
取り上げられることが多いフィギュアですが、
今回はフィギュアスケートのジャッジ、
審判について取り上げたいと思います。

お話を伺ったのは
国際スケート連盟、
ISU技術委員の岡部由起子さんです。
国内の試合はもちろん、
世界選手権や オリンピックのジャッジも
担当されている方なのですが、
まずは審判の基本を教えていただきました。

国際大会を例にすると、
1つの競技の審判には
<テクニカルパネル>と、
<ジャッジ>と、<レフェリー>という、
3種類の人たちがいます。

<テクニカルパネル>は
選手が今 何の技をやったのかを
判定していく人たちで、
選手が演技をした技の基礎点を出していきます。

<ジャッジ>は
目の前で選手が演技したそれぞれの技に対する
出来栄え点をつけながら、
演技全体の演技構成点を
5種類の観点から採点する人たちで、9名います。

<レフェリー>これは審判団をまとめる人で
監督責任のある人です。

その間にも選手はどんどん
演技をしていきますから、
集中力、そして瞬時の判断力と公平さ、
正確さが求められるんですね。

実はこの審判、かなり狭き門。
国内資格はP級・T級・B級・A級・N級と
上がっていくんですが
このN級をとるまで、フィギュア経験者で
全日本選手権10位以内経験者でも
最短6年、初級、無級、競技経験無しの方々は
最短でも17年!かかるのだとか。

さらにオリンピックや
世界選手権を審判する場合は、
まず「ナショナルレフェリー」という
資格をとるためのテストにクリアし、
さらにそこから4年間、ISUが定めた経験値を積んで、
「ISUジャッジ」という資格をとる必要があります。

また、資格をとっても、
毎年のようにルールが変わっていくので、
審判をしながら勉強し続けないといけない世界なんです。

岡部さんによると、   
ジャンプやスピンなどの技術的な視点の他に、
演技構成点というのが、経験者でも
最も勉強していかないといけないところ。

演技構成点の中にも5つの要素があるのですが、
例えば「音楽に対する解釈」の採点は
選手がどれだけ楽曲を理解しているかを審査していきます。
映画の主題歌であれば、
映画のストーリーをどれだけ理解しているかなど、
幅広い知識が必要になります。

また今、いろんな競技に
テクノロジーが入ってきていますが、
フィギュアも導入に向けて
取り組もうとしているところ。
それでもまだまだ人の目ででなければ
判断できない事がほとんどなのだとか。

シーズン真っただ中のフィギュアスケート。
どのように採点されているかを知ると
さらに試合観戦が面白くなりそうです。