「SNSとラジオを活用した広告プラン」学生が提案【J-WAVE×御茶の水美術専門学校】

「SNSとラジオを活用した広告プラン」学生が提案【J-WAVE×御茶の水美術専門学校】

J-WAVEは、御茶の水美術専門学校(OCHABI)で実施された2021年度前期・産学連携授業に参加した。

企業側が出題した課題に対して学生がクリエイティブの力で解決する御茶の水美術専門学校の産学連携授業。今回J-WAVEからは、「SNSとJ-WAVEを活用した企業の新しい広告プランを考えてください」という与件を出題し、4つのチームに企画を提案してもらった。ここでは、2021年7月16日(金)~18日(日)に開催された成果報告会「Creative Solution Awards -2021 2nd Presentation-」にて、J-WAVEが企業奨励賞に選んだ企画『フライブシェア』を紹介する。

金曜の夜にカーシェアでドライブを

このチームは、カーシェアリングサービスを運営する企業をクライアントに想定し、「金曜 ドライブ 夜」にぴったりの音楽と情報を届けるラジオ番組『フライブシェア』を提案。

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まず、彼らは都内在住の20~30代独身男性は70%以上が車を所持していなく、それは維持費が高いこと、そして購入費用が高いことが理由になっているというデータに着目した。

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そこで、ペルソナを「免許を持っておりドライブも好きだけれど、維持費が高いため自家用車を手放した」「帰ったらすぐに寝てしまうため、夕飯を食べ忘れてしまう」30代前半の独身男性に設定し、金曜の夜にカーシェアを使ったドライブを訴求する番組『フライブシェア』を企画。

この番組では、毎週指定されたドライブコースをナビゲーターとゲストがカーシェアでドライブ。トークをしながらゲストがドライブにぴったりな音楽を選曲するほか、交通状況やドライブコース周辺にあるレストランのテイクアウト情報を案内していく。さらに、番組のTwitterやInstagramから「#フライブシェア」をつけて、リスナーからドライブにぴったりのプレイリストを募集するなどSNSでの展開も。

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クライアントの課題をラジオの特性を生かして解決

今回免許を持っていながらも車を所持していない20~30代独身男性が多いというデータを背景に「機会があれば運転したいのでは?」というインサイトを導いた点や、平日夜のカーシェア利用率が低いというクライアントの課題を解決できる点、そして曜日、時間、演出なども含めて具体的、かつラジオの特性や効果的な部分を提案に盛り込んでいる点を評価し、この企画を企業奨励賞に選出した。

J-WAVEではほかにも、2016年より毎年開催しているテクノロジーと音楽のフェス「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA」で産学官連携の取り組みを行ったり、ラジオが好きな大学生・専門学生のコミュニティ「J-WAVE WACODES」を運営したりなど、学生との交流を積極的に行っている。
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