
2026.8.17
STEP ONE サマーバケーション・プログラム。
今週と来週は『SUMMER CURIOUS 2026』と題して・・・
radikoのタイムフリーを使って“文字起こし”して、
自分なりの考えや感想を加えたら、そのまま夏休みの自由研究として
提出できるような・・・“CURIOUS”=“好奇心”を刺激する
テーマについて掘り下げていきます。
初日のテーマは『なぜ人は行列に並ぶのか?』。
連日の猛暑にも関わらず、テーマパークや観光地、
人気の新商品が発売される飲食店では行列が絶えません。
その行列を見て、自分も欲しい!と並ぶ方もいれば、
行列を見て「今度にしよう」と諦める方もいらっしゃいます。
この違いは、どういうところから生まれるのでしょうか?
経営学者で「やさしいビジネススクール」の学長でもいらっしゃいます
中川功一さんに解説いただきました。
●なぜ人は行列に並ぶのでしょうか?
経済学の中には「行動経済学」という分野があり、
経済学と心理学を組み合わせて人間の行動の“謎”“ふしぎ”を解き明かす学問です。
まさに「行列」は「行動経済学」の研究対象のひとつです。
経済学・政治学・社会学などでも使われる言葉に
「バンドワゴン効果(Bandwagon Effect)」というモノがあります。
バンドワゴンとは、ディズニー・パレードのフロートのようなお祭りの山車のことです。
ディズニーやお祭りの場合、見物客は横からパレードを見るだけで参加はできませんが、
できれば、山車に付いて行きたくなっちゃいませんか? これをバンドワゴン効果といいます。
つまり、「みんなが買っているなら良いものに違いない」と選択する心理現象です。
人間は常に集団的生物として思考を楽しようとする。
大したことのない問題については判断を他人にゆだねる傾向がある。
行列は良い商品の社会的証明(Social Proof)となり、購買欲求を刺激します。
●行列が逆に“悪い評判”につながらないよう、
お店側・企業側はどんな工夫が必要?
まず、行列によって期待値を上げすぎないこと。
そのうえで、待ち時間そのものを「プレ・サービス(事前体験)」として設計すると良い。
例えば、メニューを渡す、冷たいお茶や日傘を提供する、あるいは展示物で楽しませるなど、
待ち時間を「不快なコスト」から「サービスの一部」へ変換する工夫がなされているか
チェックすると、店舗のサービス・デザイン力が測れます。
●「行列」に関して、最近の傾向は?
「体験型消費」としての行列化(限定・フェス型・コト消費)、
「その場でしか味わえない体験」「コミュニティへの参加感」を提供する商品では、
行列自体がイベント化(祭りの一環)。
いまどき、行列なんて作らないようにする手段はいくらでもある。
基本的に行列というのはそれ自体を楽しむものか、あるいは単に供給者側のオペレーションの
まずさなのかです。そういう目で見ると行列マーケティングには騙されなくなります。
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