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『スマホを手放した2万人の本物の夜!』

グローバルな視点から、
とれたての最新情報と
話題の新曲をオンエア♪
 
「スマホを手放した2万人の本物の夜!」
 
今日はEuronewsからピックアップしました。

欧米で「ライブ中のスマートフォン使用を禁止する」
という動きが広がっている、というニュースです。

そのきっかけとなったのが、
アメリカのシンガーソングライター・Phoebe Bridgers。
現在行っているツアーで導入されたスマホ禁止ルールが、
ヨーロッパのツアーにも広がりつつあることから、この動きを考察した記事です。

このツアーでは、会場に入る前にスマートフォンを専用のロックケース
「Yondrポーチ」に入れます。
スマートフォン自体は手元に持ったままですが、ライブ中は使用できないため、
撮影やSNSへの投稿、ライブ配信などはできません。
目的は、観客が「記録すること」ではなく、
「その場にいること」に集中できる環境をつくることです。

そもそもこのヨンダーポーチとは何なのか気になったのですが、
サンフランシスコのスタートアップ企業が開発したもので、
スマートフォンがすっぽり入る大きめのポーチです。
上部がドーム型になっていて、
口を閉じると磁気ロックがかかる仕組みになっています。

イベント会場や学校の入り口で、電源を切る、
あるいはマナーモードに設定したスマートフォンをポーチに入れ、
自分で閉じると自動的にロックされます。

実際にこのポーチは、メンタルヘルスや集中力を守る目的で、
ニューヨーク市の公立中学校の3分の1以上で導入されているそうです。
「使わないでください」と呼びかけるだけでは難しい部分を、
物理的な仕組みでサポートしているわけです。

ライブ会場では、入場時にポーチをロックし、
会場外にはスマートフォン利用可能エリアが設けられています。
利用したい場合はそのエリアでロックを解除し、
退場時には専用の解除ステーションでポーチを開けることができます。
ただ、数万人規模のアリーナツアーとなると、
退場時の混雑も気になるところです。

今回Phoebe Bridgersのツアーが特に注目されているのは、
これまでもBob DylanやJack Whiteがスマホ禁止ライブを行ってきたものの、フィービーの場合はアリーナクラスの大規模ツアーで実施している点にあります。
今や大規模なライブ会場で、
誰もスマートフォンを使っていない光景を想像するのはなかなか難しい時代です。

一方、日本ではライブの撮影や録音を禁止しているケースが比較的多く、
欧米とは少し事情が異なります。
そのため、こうしたロックポーチを導入しなくても、
ルールに従ってライブを楽しむ文化が根付いているとも言えそうです。

ただ、スマートフォンで撮影したいという気持ちも理解できます。
「この瞬間を残したい」「誰かと共有したい」と思うのは自然なことです。
だからこそ、強制的にスマホを使えなくすること自体が、
新しいライブ体験とも言えるのかもしれません。

ライブを見ながら「自分は誰のためにこの体験をしているのか」
「自分のために楽しんでいるのか、
それとも後で誰かに共有するために見ているのか」と
考えさせられる部分もあります。

日本ではむしろ逆の流れも見られます。
これまで全面禁止だったライブで
「この曲だけは撮影OK」といったルールを設けるアーティストも増えてきました。
また、写真や映像の投稿がライブやツアーのPRにつながるという考え方もあります。

実際、海外ではSNSで拡散されることによってライブの認知が広がるケースも少なくありません。
その一方で、日本では長らくライブDVDやBlu-rayなどの
映像商品の権利保護という側面から、
撮影禁止の文化が形成されてきた背景もあります。

今回の記事を読んでいて感じたのは、
スマートフォンが体験そのものの一部になっているということです。
旅行先で写真を撮ることも、食事を投稿することも、
気づけば体験と切り離せなくなっています。

そう考えると、Yondrポーチはライブだけでなく、
集中したい時間やデジタルデトックスのための日常的なツールとしても
興味深い存在かもしれません。

欧米では、スマートフォンとの付き合い方そのものを問い直す動きが
広がっています。Phoebe Bridgersのスマホ禁止ライブは、
単なるライブ運営の工夫ではなく、
デジタル時代における体験のあり方を考えさせる象徴的な取り組みと言えそうです。
 
 
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