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ニュージーランド観光キャンペーンの誤解とその影響

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ニュージーランド観光キャンペーンの誤解とその影響
https://www.theguardian.com/world/2025/feb/17/new-zealand-everyone-must-go-tourism-campaign-critici

ニュージーランド観光キャンペーンの誤解とその影響
今回はニュージーランドの観光業に関する話題をお届けします。
特に、最近注目を集めている誤解を招いた広告キャンペーンについて。

ニュージーランドの観光業回復状況として
コロナ禍から観光業の回復が進んでおり、
現在その回復率は約88%に達しています。

しかし、特に日本からの観光客の回復は、
2019年の約50%程度にとどまっており、
さらなる回復が求められています。
観光業の再生を目指して、ニュージーランドは
主にオーストラリア人観光客をターゲットにした
キャンペーンを実施しました。

そこでキャッチコピーが誤解を招いてしまいます。
このキャンペーンのスローガン「Everyone Must Go」が
話題になっています。
本来は「ニュージーランドに行くべき」という意味を込めて設けられたものですが、直訳すると「みんな出ていけ」とも取れるため、
批判を受けることに。

このフレーズは、セール時の「Everything Must Go(全て売り切り)」と似ているため、一部では「ニュージーランドから去るべきだ」といった誤解を生んでしまいました。

このスローガンがネガティブに捉えられた背景には、
ニュージーランド国内の2つの社会課題が関係しています。

一つ目は公務員のリストラ
政府のコスト削減策として、公務員のリストラが進んでおり、
「Everyone Must Go」が「公務員は去るべき」
というメッセージと誤解されることに。

二つ目は、ニュージーランド人の海外流出
住宅不足や雇用機会の不足から、
多くのニュージーランド人がオーストラリアへ移住しており、
その現状と重なって、
キャンペーンのメッセージが皮肉的に受け取られたのです。

ニュージーランドでは観光業の振興と移住希望者を促進するため、
いくつかの新しいビザ制度が導入されています。
特に、デジタルノマドビザの緩和や、
上級投資家向けのビザの取得が容易になり、
より多くの人々にニュージーランドでの
生活や仕事の機会が提供されています。

そのため、現在ニュージーランドは観光や移住の候補地として注目されています。
特に、観光キャンペーンは皮肉な形で注目を集め、
もしかするとその戦略的な狙いがあったのかもしれません。

今回、誤解を招く広告キャンペーンが話題を呼んだものの、
ニュージーランドは観光業の回復に向けて努力を続けています。
今後、旅行先や移住先としてニュージーランドを検討している方には、
このタイミングでの訪問や移住が一つのチャンスと
言えるかもしれません!

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