2025.7.17
「守り」から「稼ぎ」へ!セキュリティ投資を利益に変える
【プラットフォーム化】
https://toyokeizai.net/articles/-/880466
富士通株式会社 シニアエバンジェリストの
松本 国一さんをお迎えしました。
●こちらの記事、どんな内容でしょうか?
→セキュリティは保険にとらえられることが多い!
何か事が起きなければ無駄な投資、起きる率も小さいため、
効果が薄いと考えられていました。これが守りの投資といわれるものです。
最近多くのセキュリティ関連ニュースが取り上げられていますが、
攻撃が激化している中で守りの投資ではなく、
事業と密接となったセキュリティ投資、つまり稼ぐための投資へ変化しています。
●セキュリティをアップデートすることが、実質的に利益になる!
改めて、どういうことなのでしょう?
→総合保険的な商品に移すことで対応範囲を網羅的にし、コスト削減にもつながることができました。
結果安定稼働すれば顧客の信頼向上や売上にもつながります!
保険見直しとセキュリティアップデートは似ているといいます。
実際、ある企業ではセキュリティ基盤を統合し、116%の投資効果を実現させました。
●実際に、企業をとりまくサイバーリスク、
いまどんな風に変わってきているのでしょう?
→サイバー攻撃の質が変わってきています。
今まで愉快犯だったものが、
ビジネスとして攻撃されるケースが増えています。
競合他社を攻撃してしまえば、
自分の会社に利益が集まる…なんてことも。
単にセキュリティソフトをPCに入れるだけでは
防ぎきれなくなっています。
インターネットにアクセスするルータ、無線のアクセスポイント、
スマホなどネットワークに繋がる様々な機器が攻撃の対象となっています。
●そんな中、いま企業で見られる、
「セキュリティのプラットフォーム化」とは?
→先ほどお話した個別の保険が従来の対策、
ウイルスに効く保険、外からの侵入に効く保険···など。
それぞれ別の保険、つまり仕組みになっていました。
総合保険へ見直すこと、つまり一元化することが
プラットフォーム化ということになります。
まとまることでカバーする範囲も明確化し、管理や運用もしやすくなります。
さらにAIを組み合わせることで、不審な動きを自動で検知し、
迅速な対応が可能となりました。
プラットフォーム化は無駄なコストの削減と安全性強化を同時に実現できる手法になっています。
●ちなみに、サイバーリスクが高まっているのは、
企業だけではないと思うのですが、実際どうなのでしょう?
→一般家庭でも要素は同じ。
攻撃も企業同様に行われているため、
全体をしっかりと把握することが必要です。
ウイルス対策ソフトウェアだけではなく、
いろいろな攻撃に対する対策も気にする必要が出てきています。
●例えば、一般家庭でセキュリティ対策が必要なもの、
改めてなにがありますか?
→例えば、PCのウイルス対策以外にも、
外からの入口となるルーター、
無線アクセスポイント、スマート家電など
ネットワークに繋がるあらゆる機器への対策が必要になってきます。
●一般家庭や小規模な事業所でできること、
何がありますか?
→面的に全体を押さえるようなプラットフォームにまで至らなくても、つながっている機器それぞれをしっかりと管理することで似たような対策が行うことが出来ます。
ルーター、アクセスポイント、PC、スマホのアップデートを常に行なったり、古い機器は新しい機器に買い換えることが大切です。
また、利用者がセキュリティについて理解することも必要です。
詳しくは
松本 国一さん著
『20分で誰でもわかるサイバーセキュリティ「超」入門』
でも説明されています!
https://www.wani.co.jp/event.php?id=7624
本日のオンエアを
もう一度聴きたい! という方は
こちらから