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「やりたいことがない」という人にこそおすすめ? 世の中の仕組みも学べるファイナンシャル・プランナーの資格について!

「【「やりたいことがない」人におすすめ!】
お金だけでなく「世の中の仕組み」も学べる2つの資格」

https://diamond.jp/articles/-/370332

金融コンテンツの制作や金融教育を行う
株式会社Money&You代表でマネーコンサルタントの
頼藤太希さんをお迎えしました

●こちらの記事、どんな内容でしょうか?

→社会的な「成功レール」の崩壊、どんどん不確実になる未来、
SNSにあふれる他人の「キラキラ」…
そんな中で、自分の「やりたいこと」「やるべきこと」がわからず
戸惑う人が、世代を問わず増えています。
そんな中、『「やりたいこと」はなくてもいい。』という本の著者
しずかみちこさんが、やりたいことを無理に探さなくても、
日々が充実し迷いがなくなり、自分らしい「道」が
自然に見えてくる方法として記したものを、一部抜粋した記事になります。

●いま特に「やりたいことがない」「やるべきことが分からない」
けど未来に備えて何かはしておきたい・・・
そんなときのおすすめ、記事ではどう記されているのでしょう?

→記事では、「やりたいことがない人」が無理に目標を見つけなくても、
自然に道が見えてくるための最初のステップとして
世界の仕組みを知ることをおすすめしています。
大きくは「社会の仕組み」と「お金の仕組み」。
そして「お金の仕組み」を学べる資格として、
「簿記」と「FP(ファイナンシャル・プランナー)」を挙げています。

●金融教育も行う頼藤さんとしては、どうご覧になりますか?

→【簿記】とは企業の経理・財務の基礎を学び、
帳簿作成や財務管理ができることを示す資格になります。
簿記の勉強をすることで、お金の流れの把握や家計簿のつくり方、
資産と負債の整理ができるようになります。
【FP】とは社会保険制度や税金、ローン、保険、投資など
生活に関するお金の知識を学び、マネーリテラシーがあることを示す資格になります。
FPで学ぶ内容は、生活に役立つことばかりです。
お金の側面から、人生をより良くしたいなら
学んだことを即実践することで人生を変えることができます。
どちらかというとFP資格がおすすめ、人生でより広く役立つ知識になります。

●FP資格、例えばどんなことを学ぶのでしょうか?

→仕事に活かさなかったとしても、節税で手取りを増やすことで
生活に役立つ知識があります。

◎医療費控除は年間の医療費が10万円を超えた分が所得控除になります。
上限は200万円です。

◎セルフメディケーション税制は、年間の市販薬購入額が
1万2000円を超えた分が所得控除になる仕組みです。
上限は8万8000円。どちらかの選択制になります。
生計を同じくする家族の分を含められます。

◎iDeCoは節税しながら老後資金を貯める制度です。
積み立てる掛金が全額所得控除になるので所得税・住民税が大きく減り、
自分で手取りを増やしながら資産形成することができます。

◎ふるさと納税は納める住民税は変わらないので、節税にはなりませんが、
自治体に寄付することで返礼品を受け取ることができます。
ポイント還元をより受けたいなら9月末まで。
ほか、年金、保険、投資、不動産、相続の仕組みやルールを広く学ぬことができます。

●学ぶ内容を聞いて、意外と私でも挑戦できるかも?と思った方、
いたかもしれません。学ぶだけでなく資格を取得するメリットは?

→学ぶモチベーションとして、というのが1つありつつ仕事に活かしたい場合は、
2級以上を取っておくと、昇格や昇給の要件になる可能性があります。
1級の難易度はかなり高いですが、2級と3級はレベルに大きな差がないので、
ぜひチャレンジしてみて欲しいなと思います。
簿記の場合も2級は目指しやすいと思います。

●ちなみに頼藤さんは、FPの資格取得のための講座を担当することも
あるそうですね。どんな方が受験しているのでしょう?

→受講する場所にもよりますが、FP3級はシニアや主婦の方が多く
FP2級になると、働いている方が多くなる印象です。
中央大学でも「ファイナンシャル・プランニング」という授業を行なっていて、
FP2級に合格する水準の知識を授業で教えています。

●今日お話を聞いて、ちょっと挑戦してみようかなと思った方へ。
勉強のコツなどあれば、教えてください!

→自身も金融業界で働く上で、たくさん資格の勉強をしてきました。
FP1級、CFP(FP1級と同等レベル)、証券アナリスト、宅建、簿記2級など
その中で得た気づきは、実践するための勉強と合格するための勉強は違う!
資格取得を目標とする場合は、アウトプットを意識したインプットが重要になります。
合格するための勉強がマストなので「過去問ファースト」。
解説を見て暗記・理解しその後にテキストで知識補給という流れが、
効率が良く時短になります。
FP資格については、市販のテキスト・問題集が多く無料の動画やアプリも豊富です。
公共施設の公開講座もあるので、自分に合った方法で挑戦してみて欲しいです!

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