
2024.12.17
きょうは、AIを活用した財務管理のミライという話題!
その会社でも、会計や給与のデータをもとにした経費削減や節税など、
財務管理の業務はなかなか面倒ですよね。
そうした面倒な業務をAIが
すべて管理して的確なアドバイスをしてくれる…。
そんな時代がすぐそこまできているとしたら、
みなさんは、どう思われますか?
今日は、そのAIを活用した財務管理のミライに迫ります。
お話を伺うのは、株式会社SoVa代表取締役CEOの
山本健太郎さんです。
Q.まずは、株式会社SoVaがどんな会社なのか、
あらためて簡単に教えていただけますか?
→役所手続きの代行から記帳代行・給与計算など
面倒な事務作業から経営者へのアドバイスまで一括で行っている
サービスです。
Q.そんな山本さんの会社が進めているという新しいサービスなんですが…
AIが経営のアドバイスをしてくれる!?
これ、どういうサービスなんですか?
→先日、特許も取得しました。
会計や給与データなどを基に経費削減や節税策、補助金の活用法
従業員数の増減を分析して離職率上昇の兆しを察知したり、売り上げと
広告宣伝費の推移からマーケティングの改善策を提案をしています。
また離職率などさまざまなデータを集約し、原因を調べ、
「人件費が足りていないのではないか」
といったアドバイスをしています。
包括的な経営アドバイスができるように目指しています。
また数字と事実だけをみて、AIで判断しているため、
自分の口からは言えない少し厳しい内容も
マイルドに伝えることができます。
Q.具体的には、どういう風に利用していくイメージですか?
→2段階のフェーズを予定しています。
第1段階:自社のシステムとして運用(企業側にアドバイス)
第2段階:システムが確立したところで、企業側が利用できるように
というのも、世の中のAIに対するイメージもあって、
最初は、AIのアドバイスを僕らが集約して、
お伝えする形を取ろうと思っています。
Q.開発を進めているなかで難しいなと思う面はありますか?
→財務会計のアドバイスは、職人芸の世界で、実はセンスが必要です。
(スキルのある税理士や会計士と、あまりそうでない人がいるのと一緒)
「より良質なデータ」をAIに吸収させるために
今、仲間たちに声をかけて集めているところです。
Q.会社のお金まわりのことに関して、
AIがあれこれアドバイスしてくれるのは便利だなと思いますが、
そもそも、そういうニーズも感じたということでしょうか?
→税理士の平均年齢は65歳。
特に地方での税理士に関する課題が大きく
1人で157社の会社を請け負わないといけない状況です。
1税理士20社ほどで、大変だが、
このAIを導入することで、50社ほどみられる状態になると思います。
Q.ちなみに、海外にはこういうサービスあるんですか!?
→僕らも調べたが、参考になる事例は見当たりませんでした。
日本ほど精度が複雑な国もない。
というのも、「人間+ロボット」に明るい未来を見出している国は
ダントツで日本。
日本人だけがロボットとの対話を好意的に捉えていて
鉄腕アトムやドラえもんの影響だと思います。
それがアメリカだと、ターミネーターになってしまいます
Q.来年以降、AIはさらに進化していくと思いますが、
山本さんの中では、このサービスでどんな究極の未来を描いていますか?
→ゆくゆくは経営相談のロボット
“財務管理のドラえもん”を作りたいです!
物理的なロボットも作って、実際に会議室に置いて会議で活用したり、
財務管理のことならどんなことでも答えてくれる、
そんなロボットを開発したいです。
もう一度聴きたい! という方は
こちらから