
2024.7.23
きょうは、プログラミングのリスキリング最新事情!
今、企業のDX戦略が進む中でデジタル人材の不足が深刻化しています。
最新のDX白書によれば、DXを推進する人材の「量」の確保について
「不足している」と回答した企業は、およそ83%。
DX人材の「質」についても、同様に「不足している」と回答した
企業は、およそ86%にものぼっています。どちらも8割以上!
そんな中、デジタル人材をスキルアップ、育成するには
どういった方法が最適なのか?きょうは、その問題に迫ります。
お話を伺うのは、株式会社テックピット代表 山田晃平さんです。
Q.まずは、山田さんが代表をつとめるテックピットとはどんな会社なのか、
そこから教えていただけますか?
→企業向けに社内のリスキリングを支援する会社です。
SkillDBというスキル可視化ツールを提供していて
スキルを可視化して、リスキリングや経営戦略に活用できます。
SIer企業を中心にITスキルを身につけたり、
ITスキルを学び直したりすることを支援しています。
Q.ちなみに、今回は「日本のDX化の遅れ」が1つのテーマですが、
山田さんが学生のとき、インドで起業するきっかけがあったそうですね?
→学生の頃にインドのデリーに単身で出向
インドの優秀な若手が集まるソフトウェアカンパニーだったのですが、
「日本はIT後進国だ」と言われ、それがきっかけで起業。
インドに比べ、日本は、まだまだ学習環境が足りていないと思います。
Q.そんな悔しい状況もあって、今の会社を立ち上げたということですが、
現在、テックピットとしては、どんなサービスを展開されているのですか?
→元々は個人向けに「エンジニアがエンジニアを育てるエコシステムを作る」
という想いで、プログラミング学習版のメルカリのような事業からスタート。
最近では、法人さんからもお問合せが増えてきているため、
法人向けのリスキリングを支援していて
SIer業界のトップ20社のうち、30%程度の会社で活用されています。
Q.イチから学ぶのと違って、経験のあるエンジニアなら、
プログラミングのリスキリングもスムーズにいきそうに思ってしまいますが、
実際はどうなのでしょう?
→エンジニアの方がスムーズですが、大変です。
ITスキルを身につけても、テクノロジーの進化が激しすぎて、
今は1年に1度学び直さないといけないと言われているくらい、
最短経路で学ぶことが重要になっています。
Q.ちなみに、プログラミングを学んでリスキリングしたいと考えている
個人向けのコンテンツも提供されているそうですね?
例えば、どんなコンテンツがあるんですか?
→UberEats風アプリを作りながら…Instagram風簡易SNSアプリを作りながら…
と作りながら学べるコンテンツがメインです。
Q.今後を見据えて、プログラミングを勉強してみたいというリスナーも
多いかもしれません。未経験者でもプログラミングは習得できるものですか?
できるとしたら、コツなどアドバイスをお願いいたします。
→未経験者でも習得可能で
何かを作ってみたいというモチベーションを作れるかが大事だと思います。
自分自身、初めは大学内のSNSを作ったり、
作りたいものを作るにはどうすればいいのだろうと考えるようになっていきました。
Q.リスキリングを進めていくにあたって、
今後は、「AI」の活用も助けになっていきそうですか?
→分からないことがあったらAIにガンガン聞いていったり
最初の概要の部分や大雑把な部分はAI に任せても良いと思います。
逆にいうと、AIを使えるか否かも大きな差になって行くと思います。
Q.今後、スキルアップがますます大切な世の中になっていきそうですが、
そんな中、今後の御社としての目標などあったら教えてください。
→ミッションは「スキルの民主化で才能を自由化する」
今後、さらにスキルが重要な時代になって行く
世の中の人はみんな才能に満ち溢れていると思っています。
「スキルがあればこんなチャレンジをしたい」と思ったこともあると思います
新しいスキルを習得するハードルを下げて、より多くの人にスキルを
インストールし、才能を輝かせられる、
そんな世の中を実現していければと思います。
もう一度聴きたい! という方は
こちらから