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ゴールデンウイーク明けから増加する 新社会人の「5月病退職」を防ぐには?

今日は、ゴールデンウイーク明けから増加する
新社会人の「5月病退職」を防ぐには?という話題です。

お話を伺うのは、人材育成の専門家集団「株式会社「FeelWorks」の代表、
前川孝雄さんです。

・ゴールデンウイーク明け、新社会人の退職が増えるそうですが、
人材育成の専門家である前川さんも実際に感じていますか?

→実は新社会人全体の早期退職率は大卒3年で約3割は変わっていないです。
しかし、近年大企業や公務員など、
これまで離職率の低かった大組織の離職率が上がっています。

大企業400社以上で「上司力®研修」を開講していますが、
現場管理職は新入社員が辞めないかヒヤヒヤしています。
大企業はホワイト化してきていて、
有給取得率も過去最高と休みも取りやすくなってはいるのですが、
逆に職場がぬるま湯環境になっていて、
Z世代は、育ててほしいが、それがなく焦っているということも見受けられます。

・改めて、「5月病退職」の原因や具体的な退職理由とは?

→ブラック(働きやすさも働きがいもない)と感じて辞める層に加え、
先ほどもあげたように、
ホワイトすぎる、ぬるま湯(働きやすいが働きがいが感じられない)で辞める人
研修の期間が終わり、GW明けから本配属がわかってきて、
希望と違うとなり、GWで考える時間があると、辞めてしまう方もいらっしゃいます。

最近は、
新入社員で入ったと同時に転職に登録するのが2011年に比べて30倍に増加していて、
いますぐ転職はせずとも、とりあえず登録しておく方が増えています。

今は企業側からスカウトが来ます。
また転職エージェントも発達しているので、
自分の配属される環境と転職サイトを比べている方も。
終身雇用を信じられず早くプロになりたいと考えているが、下積み等に意味を感じないと成長できないと考えてしまうそうです。

また、普段は月に200人程度だった「退職代行」の利用者も
ゴールデンウイーク明けには500人を超える勢いになっているという
ニュースも目にしましたが、こうしたサービスも早期退職に
拍車をかけていますでしょうか?

→新入社員だけではないが、
アフターコロナとの経済活況で若者の売り手市場化に拍車がかかっています。
つまり辞めやすい環境にあるということです。
Z世代の若者も多様ですが、
SNS世代で軋轢を苦手とする人もいるため、退職代行を利用したり
タイパや効率化を求めています。

・ちなみに、中堅やベテラン社員の退職もこの時期増えがちなんでしょうか?

→新年度に入り、異動や昇進・昇格、役職定年・
定年再雇用の節目でキャリアを再考する人もいます。

もちろん前向きに転職や独立に向けて辞める人もいるが、
若者のように売り手市場ではないため、やむを得ず辞める人の方が多い印象です。

・前川さんは『Z世代の早期離職は上司力で激減できる!』という著書を
4月に発売されたばかりですが、その中で早期退職を防ぐための
“3つのステップ”があると書かれていますが、まず1つ目は?

→【リアリティショックを緩和する】
40~50代上司層とZ世代では、価値観もコミュニケーションツールも違い
社会貢献意欲の高さ×成長志向。
売り手市場で乞われて入社してくる傾向があります。
SNS世代で、
現場の仕事のギャップが上司が考えている以上に破壊的にショックを受けやすく
気持ちを受け止める傾聴の徹底をすることが大事です。

・続いて2つ目はなんでしょうか?

→【組織の論理をキャリアに翻訳する】
本人のキャリアビジョンややりたい仕事と組織としてなすべき仕事を繋げること
ただし、まだ社会人経験が浅いため、本人も気づいていない可能性が多々あり、
本人が希望していなかった仕事でも、どういったキャリアの広がりがあるのか。
本人に向いているかもしれないことをフィードバックする努力が必要です。

最後3つ目はなんでしょうか?

【仕事を通じた成長実感をつくる】
中長期のキャリアビジョンや組織としての目標を、
半年後には〇〇、1カ月後には〇〇と、小さなキャリアの階段に刻んで、
1on1などの面談を通じて自らPDCAを回させて、
たとえ0.1段でも自力で上った実感を持ってもらうこと。
仕事ができる上司ほど
「なんでこれも出来ないの?」と感じてしまい部下を教えるのに失敗してしまう傾向にあります。

最後に、人材育成の専門家である前川さんから、
いま「仕事、もう無理…辞めようかな…」と悩んでいる方に、
アドバイスやメッセージをお願いします!

→心、メンダルを壊すほど自分を追い込むことは本末転倒。仕事より命のほうが大切です。
SNSだけで世の中や他の会社をイメージしないこと。
配属先や先輩・上司だけで会社を見切らないこと。
一人で抱え込まないこと。
同世代の友人のみならず、家族はもちろん職場でも信頼できる上の世代に相談することが大切です。

書籍『Z世代の早期離職は上司力で激減できる!』
詳細はこちらから!

https://www.feelworks.jp/publication-4/


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