2023.11.20
「面接官ガチャ」を回避するため、
就活生が面接官を選ぶ
ユニーク制度を作ったご本人、
ナイル株式会社の執行役員、
カルチャーデザイン室 室長
宮野衆さんにご出演いただきました!
Q:そもそも、なぜ、
「選べる面接官制度」を
作ろうと思われたのですか?
→面接というものが、
受ける側と面接官でどうしても、
フェアじゃないなと感じていました。
実際にGoogleの検索数で
「上司ガチャ」「配属ガチャ」は
直近5年間で約2倍!
同時に検索するワードに
「ハズレ」があるなど、自分で
コントロールできないが
人生に大きな影響を与える事項への
対処について、
就活生の悩みの濃さが伺えます。
面接という仕組み上、
仕方がない部分もありますが、
「お互いに事前に話をする相手を
知ってる状態にはできるな」
と考えたのが最初です。
→その後、「面接官ガチャ」
というワードを見て、
学生が選べるようにしたら
もっと良いなとなり
今回の形になっています。
Q:宮野さまご自身も就活生時代、
「面接官ガチャ」を体感したご経験はありますか?
→もう20年近く前の話に
なりますので、記憶が薄いですが、
私の時代だと「圧迫面接」
というものがありましたね。
ただ、やはり面接官によっては
話が盛り上がるときと
そうでないときはありました。
ホームページなどを見て、
この社員と話したかった
と思った記憶もあります。
Q:「選べる面接官制度」は、
いつごろスタート予定で、
就職活動中の学生さんは、
どのようにして「面接官」を「選ぶ」のですか?
→2025年卒向けの本選考から
開始するということで先月から
すでにスタートしています。
そして、来年4月頃まで行う予定の
「新卒採用面接」において実施します。
(現在の大学3年生が対象)
流れとしては、
ウチに入社したいと、
採用ページに登録してくれた学生さんに
「面接官予定者(社員)」の
20名分のプロフィールが
掲載されたサイトのURLを送付。
学生さんには、
プロフィールに書かれた
情報を元に
「この人に担当して欲しい」
という社員を5人まで選んで
返送していただきます。その後、
人事担当者が面接日と
面接官のスケジュールなどを
考慮して担当者を決定!
面接を行うという流れです。
Q:「面接官のプロフィール」には、
どんな情報が掲載されている?
→現在の所属先や、
どんな仕事を担当しているか?
学生時代に力を入れたこと。
仕事に対する考え方、価値観
学生側からどんな情報が
あればいいか?ヒアリングした
結果を反映、休日の過ごし方など)
Q:すでに「選べる面接官制度」が
運用されているそうですが、
面接の雰囲気は、これまでと比べて
変化はありましたか?
→お互いに「選んだ先輩社員」
「選んでくれた学生」ということで
お話も盛り上がっているのでは?
Q:学生さんにとって
「面接官ガチャ」が回避される
メリットがありますが、
会社側としては、
どんなメリットがあるとお考えですか?
→社内のメリットとしては、
面接官を担当する方々も選ばれて
面接する方が、シンプルに嬉しいし
気合が入りますよね。
採用業務というのは、
通常業務に加えて行ってもらう
アドオン業務でもあるため、
どうしても負荷があります。
少しでも気持ちよく
臨んでもらいたいという思いもあります。
20人ぶんの面接官候補の
プロフィールを学生さんが
主体的にチェックしてくれることで、
うちの会社に関する情報をより
深く理解してもらえるのは
ウチとしてもメリット。
Q:この番組を聴いている
他の企業でもマネして良いですか?
→ちょっと変わった取り組み
だとは思いますが、どの会社さんでも
取り組めるものだと思っているので、
色んな会社さんで面接官が
選べるようになったら
良いなと思っています。
やり方を教えてほしい方が居たら
XでDM貰えれば、お教えしますよ!
→ ナイル株式会社の執行役員、
カルチャーデザイン室 室長
宮野衆さん https://twitter.com/miyashu
詳細、もう一度聴きたい! という方は
こちらから