MUSIC+1

吉井和哉さん登場!

今日は、吉井和哉さんをお迎え!
現在公開中のドキュメンタリー映画『みらいのうた』の舞台裏や、
闘病中の心境、そして楽曲に込められた思いについて伺いました。

■当初は「映画にするつもりは全くなかった」
吉井和哉さんの姿を追った
ドキュメンタリー映画『みらいのうた』が全国公開されました。
本作は、喉頭癌であることが発覚し、
治療とリハビリを経てTHE YELLOW MONKEYの
東京ドーム公演で復活するまでの吉井さんを追った記録です。

しかし、当初は映画化の予定はなく、
あくまでマネジメント側からの
「ドキュメンタリーを撮ってみよう」
という提案から始まったものでした。

「最初はファンクラブの会員向けに、
同級生の家に遊びに行くようなラフな動画を撮るつもりだったんです。
ところが事態がどんどん大きくなってしまって、
まさか映画になるとは……」と吉井さんは振り返ります。

特別な演出やアポイントメントもなく、
ありのままの姿が収められている本作。
吉井さんは「監督が気配を消すのが上手で、
カメラの前でも演技をする必要を感じなかった。
自然に撮ってもらいました」と語りました。

■500時間にも及ぶ膨大な記録
本作の監督を務めたのは、エリザベス宮地氏。
吉井さんによると、監督は「カメラを絶対に離さない人」だといいます。
「食事の時もカメラを回していて、『先に食べて』と
言っても撮り続けるんです(笑)。
だから、いつ撮られているのかわからないくらい、
全てが記録されています」

撮影された総素材時間はなんと500時間以上。
そこから約2時間強の映画として編集されました。
吉井さんは「自分でも何を撮られたか忘れていることも多くて、
完成した映画を見て『こんなところまで使われているのか』と
驚きました」と明かしました。

■まるで脚本があるかのように繋がっていく物語
映画の中では、BiSHへの楽曲提供、自身の病気の発覚、
そしてTHE YELLOW MONKEYの再集結といった出来事が、
まるで脚本があるかのようにドラマチックに繋がっていきます。
印象的だったエピソードとして、
撮影初日に吉井さんが着ていたTシャツの話があがりました。
「初日に海辺で撮影したんですが、たまたま着ていたのが
『ジーザス・クライスト』と書かれたTシャツだったんです(笑)。
狙ったわけではなく、本当にたまたまだったんですが、
映画のラストシーンとも不思議とリンクしていて……
困難の多い人生なので、トラブルが
映画になってしまうのかもしれませんね」とお話いただきました。

■新曲「みらいのうた」に込められた意味
映画の表題曲となっている新曲「みらいのうた」。
実は、制作当初の仮タイトルは「GOD」だったそうです。
「歌詞を書いたのは病気が発覚する前でした。
占いで『50年に一度の幸運期』と言われていたのに、
実際は癌が発覚して……。
でも、後から振り返ると、この曲が予言のようになっていたり、
自分の人生と重なる部分が多くて不思議な感覚になります」

吉井和哉さんのリアルな姿と、復活への道のりが刻まれた
映画『みらいのうた』は現在全国公開中です。

https://mirainouta-film.jp/

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