映画監督・荻上直子さん①
各界のトップランナーに、
これまでの経験から得た
“学び”をシェアしていただきます。
今週は、映画監督・荻上直子さん。
小林聡美さん主演の映画
「かもめ食堂」、「めがね」など
優しげで、どこか不思議な“荻上ワールド”が
観客の心を惹きつける作風で知られています。
2010年に公開された「トイレット」では芸術選奨新人賞を受賞。
生田斗真さん主演の
「彼らが本気で編む時は、」では、
ベルリン国際映画祭の観客賞などを受賞しています。
今日のテーマは…「作品から学んだこと」
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感銘を受けたドラマのセリフがあります。
2003年にOAされていた「すいか」というドラマが大好きなんです。
その第1話は主人公の小林聡美さん演じる素子さんという人が
「こんな私でもいていいんでしょうか」って聞くと、
浅丘ルリ子さん演じる教授がはっきりきっぱりした感じで
「いてよしっ!」て言ってくれるんですね。
この「いてよし!」というセリフにどれだけ当時の女性たちが
「自分もいていいんだ」って思えたかと感じている。
私自身も「こんな自分でも良いんだって」励まされたセリフでした。
脚本を木皿泉さんが書いてるんですけど、
木皿泉さんの脚本はいつも日常に寄り添ってなんてことのない風景の中にすごく大事なものを見つけるみたいなことがある気がしている。
そして、いつも「死」の予感が隣り合わせにあるような感じがあって、
それがすごく絶妙になんか素敵なんですよね。
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そして荻上さんの最新作、堂本剛さん主演の映画『まる』は、
今週10月18日(金)全国ロードショー!
ぜひチェックしてみてください!
公式サイトはコチラ
https://maru.asmik-ace.co.jp/
予告編はコチラ!
https://youtu.be/32V-0xOoqYo?si=f4JbAYNACJ2k1VoI
もう一度聴きたい! という方は
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