
2026.3.18
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「アフリカは分裂しつつある?」
■ アフリカ大陸が2つに割れる!?
「アフリカの大きな分裂」と聞くと、
政治や社会の分断を想像するかもしれませんが、そうではありません。今、物理的に「地面」が割れ始めているのです。
まるで映画のような話ですが、これは数百万年という
長い時間をかけてゆっくりと進行している、紛れもない現実です。
現場となっているのは、エチオピア北部の「アファール地域」。
ここは地球上でも非常に珍しい場所で、
「アフリカ大陸プレート」「紅海プレート」「アラビア半島プレート」の
3つのプレートが集まっています。
日本の周辺にもプレートの境界はありますが、
日本付近ではプレート同士がぶつかり合い沈み込んでいるのに対し、
このアファール地域では、3つのプレートがY字型に
「引っ張り合って離れていく」動きをしています。
■ 環境は過酷だが、科学者にとっては「研究の天国」
このアファール地域は、気温が50度を超えることもあり、
常に火山が活動し溶岩が沸き立つような、
まさに「地獄の入り口」と呼ばれるような過酷な環境です。
しかし、科学者たちにとってこの場所は「研究の天国」と
言われています。
なぜなら、地球が割れていくプロセスを、
陸上で直接観察できるからです。
通常、プレートが離れていく現象は海の底で起きており、
直接見ることは困難です。
しかしアファール地域では、それが地上で起きており
「大陸が海に変わっていく過程」を観察できる、
非常に稀有な場所なのです。
■ 数百万年後、アフリカ大陸の間に「新しい海」ができる
プレートが離れていくスピードは、1年間に数ミリ程度。
これは「人間の爪が伸びるスピード」とほぼ同じです。
紅海側は年間約15ミリ、エチオピア側は約5ミリずつ離れており、
このまま数百万年が経過すると、完全に大陸が2つに割れ、
その間に海水が流れ込んで「新しい海」が誕生すると予想されています。
さらに最近の研究では、この地域の下にあるマグマの動きも
分かってきました。
マグマは一定のペースで上がってくるのではなく、
まるで地球の心臓のように「ドクン、ドクン」と脈打つように
上昇していることが確認されています。
このダイナミックな動きが、
プレートが広がるスピードに影響を与えているとみられています。
■ 地球の未来と、人類の過去を知る場所
アファール地域が注目される理由はこれだけではありません。
この場所では、約260万年前の人類祖先の化石も発見されています。
これにより、これまで考えられていたよりも広い範囲で、
人類が生活し、進化してきたストーリーが
書き換えられようとしています。
「アフリカ大陸が割れていく」という地球の未来を観測し、
マグマの鼓動という地球の内部を知り、
さらには人類進化の歴史も解き明かされる場所。
それが、エチオピアの「アファール地域」です。
「アファール」という地名をぜひ覚えておいてください。
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