SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC

「コミュニケーション・デパートメント」劇団四季元主演、人材育成トレーナーの佐藤政樹さん 第4週

木曜日は、
「コミュニケーション・デパートメント」

今月は、劇団四季 元主演の
人材育成トレーナー 佐藤政樹さんによる
コミュニケーションのポイント🎤

今回のテーマは
「伝わるプレゼンのポイント」

***

暗記したことを話そうとしないっていう
ことですよね。
暗記したことを正確に話そうとするとね、
固まりますよ。僕も頭真っ白になりますよ。
そうじゃなくって必ず、
自分の中のゴールを設計するっていうこと。

特に大勢の前で話す時なんか、
僕は、小ゴール、小ゴール、小ゴールで
串を1本通して、最後に大きなゴールで
まとめるっていう風に言ってるんですけど、
その各パーツの小ゴール、
ここの5分だったら、ここの5分で、
このゴール、最終的に伝えたいことは
この言葉だっていうことを、
ちゃんとそこの部分だけ暗記すれば
いいんですよ。

で、そこに向かっていけばいいんですよね。
最終的に伝えたいことは、
大きなゴールとしてここなんだってことを
ちゃんと持っていれば、
結構言葉が出てきたりもしますよね。
暗記はほんとに絶対ダメで、
いかにゴール設計ができるのかどうか。
家に帰るとき、電車乗ってバス乗って、
歩いて家に帰ると思うんですけども、
右足前に出して左足前出して、とか
考えないですよね。
ゴールがあるから勝手にそっち
向かっていくじゃないですか。
喋るのも同じ。
自分の中でゴールが
ちゃんと言えるかどうか。
それを結びつけられるかどうか。
分かんなくなったら、
キーワードだったりとかをちゃんと
メモとして、飛んだ時のために
ちゃんと見ればいいんですよ、
あんちょこをキーワードで。
文字をわーって書くんじゃなくて、
そのキーワードを見たら
ばっと喋れるようように練習しておくって
ことですね。

***

基本的には決まったセリフのある中で、
どのように表現を考えられていたのでしょうか?

***

発声は発想っていう言葉が
劇団であったんですけども、
発声っていうのは、声ですね。
発想っていうのは、想いが発するって
書きますけども、先に想いが発するから、
声になるっていう考え方なんですよ。
発声と発想が一致するから、
言葉が、自分の中が出てくるっていう
考え方なんですね。

劇団時ももちろん覚えるんですけども、
すごく先輩から教わって驚いたのが、
まず先に発想。

演劇の世界ではフレージングって
いうんですけども、そのフレージングから
覚えていくんだよっていう風に
習ったんですよね。
なんでその言葉を発するのかっていう部分を
順番で覚えとくと、
勝手に出てくるっていう風なこと。
衝撃的でしたよね。
言葉を暗記するんじゃなくて、
まずは発想を。
ちょっと専門的なんですけどもね、
覚えていくっていうことで
大事なことっていうのは、
これ聞いてる方は俳優ではないので、
そこを極める必要はないんですけども、
その言葉、自分がほんとには発する理由を
自分の中で腹落ちできているのかとか、
ほんとに自分の中で語れるのかとか、
そこの部分ですよね。
そのストックを貯めていけば、
どんどん喋れるようになると思います。

***

より詳しく知りたい方は、
佐藤政樹さんの、著書
「人を『惹きつける』話し方」
もチェックしてみてください!

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