「コミュニケーション・デパートメント」劇団四季元主演、人材育成トレーナーの佐藤政樹さん 第2週
木曜日は、
「コミュニケーション・デパートメント」!
今月は、
人材育成トレーナーの佐藤政樹さん!
佐藤さんは、劇団四季を引退後、
これまでに培った
コミュニケーション力を生かし、
営業職として活躍。
飛び込み営業でトップクラスの
成績を収めたのち、
現在はそのノウハウを伝えるべく、
研修会やセミナー等も開催されています。
今年には、
著書「人を『惹きつける』話し方」も
出版されました。
今日のテーマは
『劇団四季で最初に教わる
表現の基礎』について。
***
トレーニングでやることなんですけども、
1番最初に「はいやりなさい」って、
与えられるものがあるんですよ。
なんだと思いますか?
それはですね、今してることです皆さんが。
呼吸ですね。
「佐藤さん、プロってなんですか?」って
聞かれたら、絶対僕、
呼吸って答えるんですよ。
呼吸がほんと表現って全てで、
踊りとかも歌とかも、お芝居とかも
全部そうなんですよね。
いかに呼吸をコントロールできるかどうか。
劇団四季に入って、
本当びっくりしたんですけども、
いきなり最初に呼吸やりなさいって
言われて、呼吸法っていうのを学ぶんですよ。
1000人いようが2000人いようが、
全くぶれない呼吸。
多くの人が、ビジネスパーソンとかも
そうですけども、息が浅いんですよね。
口息って言うんですけど、
こうやって浅い息してるんですよ。
そうじゃなくて、
いざ本番で対面してもビビらない。
1000人だろうが2000人だろうが、
全くビビらない、
深い深い呼吸のポジションを
できるようにしなきゃいけないんですよ。
この呼吸が変わってくると
何が起こるかというと、
声が変わってくるんですよね。
「え、これ僕の声なの?」
っていうぐらいに、
声がどんどん変わってきて、
高い音も低い音も、
もう全部自由自在に
コントロールできるようになっていく
っていうか。
で、「え、これほんとに自分の声なの。」
っていう風に変わってくるんですよ。
だから、いい声ですねって言われること
結構あるんですけど、
元々っていう風に思う方多いんですけども、
全然違って、プロの世界に入って
変わったっていう感じですよね。
呼吸法の練習です。
呼吸ってすごい大事です。やっぱり。
***
では、その呼吸を変えるために、
どんなことを意識すればいいのでしょうか。
呼吸の順番で、
多くの人が“吸う”が先なんですよ。
でもそうじゃなくて、
劇団入って1番最初にやるのは、吐く練習。
漢字を思い出してほしいんですけども
“呼”に“吸”って書くじゃないですか。
あれ、呼吸の本質を表していて、
呼吸っていうのは、吸うっていう行為を
起こすための事象と言いますか。
“呼”が“吸”っていうことを
起こすための行為。
てことは、“吐く”なんですよね。
吐いた結果、勝手に呼吸が入ってくる。
こっちが先だよっていうことで、
お腹の底から1本、銀色の線が
遠くに向かって伸びていくように、
細く長く吐く練習っていうのをするんですよ。
それをやっていくと、声が変わってくる。
僕、ビジネスパーソンも本当に声って
大事だと思っていて。
この息のラインが手前でボソって落ちるから、
ボソボソボソボソ、何言ってるか
わかんない声になっちゃう。
そうじゃなくて、
息のラインを遠くに飛ばすことによって、
しっかりと大きな声出さなくても、
声って届いてくんですよね。
お客様と話す時とかも、
オンラインで話す時も全部同じで、
息をいかにしっかりと吐けるのか
っていうのはもう絶対大事だと思いますね。
普段から深い深い呼吸を意識して、
そっちを標準にしていくというか、
スタンダードにしていく。
そうすると、息が浅い時に
なんか違和感があるんですよね。
だから、とにかく深い息を吐く練習、
細く長く吐く練習は、
とてもいいと思います。
健康にもいいですよ。美容にもいいですよ。
次回は、
『人を感動に導く 話し方のポイント』について!
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