「コミュニケーション・デパートメント」劇団四季元主演、人材育成トレーナーの佐藤政樹さん 第1週
木曜日は、
「コミュニケーション・デパートメント」!
今月は、
人材育成トレーナーの佐藤政樹さん!
佐藤さんは、劇団四季を引退後、
これまでに培った
コミュニケーション力を生かし、
営業職として活躍。
飛び込み営業でトップクラスの
成績を収めたのち、
現在はそのノウハウを伝えるべく、
研修会やセミナー等も開催されています。
今年には、著書「人を『惹きつける』話し方」も出版されました。
初回は、劇団四季の主演を務めるまでの経験について!
***
フリーターしてたんですよね、僕。
その時就職活動全滅で、
アルバイトで入った営業職も
クビって言われて、
戦力外通告って言われて、
本当にどう生きていっていいか
わからない時に、
劇団四季の舞台を見て衝撃を受けて、
そこからいろいろ情報収集した結果、
自己表現の世界ですよね、
バレエとか歌とかお芝居とか、
そういったところに飛び込んでいったんですよね。
やっぱり、クビになったのは、
コミュニケーションもそうですよね。
目の前に対峙すると
喋れなくなっちゃったりとか、
気圧されてビビっちゃったりとか、
言葉が出てこなかったりとかするわけですよ。
だから、ほんとに成績が全然出なくて、
あとは、問題を人のせいにしてましたよね。
いいリストくれないとか、
紹介してくれないとか、
商品が悪いとか、文句ばっかり言って。
全部人のせいにしていて。
結局ビビって喋れないで、
もういらない、来なくていいです
っていう風に言われちゃったんですよね。
で、飛び込んでいった結果、
みんな自分を表現していて。
僕は非常に人見知りというか、
殻を持ってたんですよね。
自己表現するって
すごくいいなっていう過程で、
だんだん薄くなっていったっていうのが
あるんですけども。
僕の中で突破経験っていうのが、
ある時ある人から、
「お前何カッコつけてんの」
って言われたんですよ。
「お前のそのカッコつけてるの見ると、
見てるこっちが恥ずかしくなるよ」
って言われたんですよ。
その時、非常に僕の中で
ブレイクスルーというか、
笑われること=嫌なことだし、
失敗すること=嫌なことだし、みたいな。
そうじゃなくって、
笑われてなんぼ、恥かいてなんぼ。
自分をさらけ出していこうみたいな感じで、
バーンと殻を破れたんですよね。
その時にだいぶ心の殻が破れたので、
口の方もだんだん喋れるようになってきたんじゃないかなっていうのがありますね。
***
コミュニケーションへの意識が変わったという佐藤さん。
その後「自分は本当に口下手を卒業したんだ」と実感できた出来事があったそう。
その時にいろんなアルバイトやってたんですけども、
1個1個真剣にやったんすよね。
手を抜くんじゃなくて、1個1個真剣にやって、
チラシ配りだったりとかいろんなの
ほんとやったんですよ。
で、それをどうやったら
チラシもらってもらえるかなとか、
どうやったらお客さんが
お店に来てもらえるかなとか
考えながらやってたんですよ。
そういった1個1個のアルバイトが全部
そのコミュニケーションのトレーニングになっていって。
街行く人と どうですか。みたいな感じで、
チラシ配るだけじゃなくて、
コミュニケーションとって、
こんにちは!って言ったりとかして。
それはもう全部自分の練習です、
コミュニケーションの。
そうしたら、だんだん初めて会う人でも
仲良くなれるコツみたいの覚えていって、
有名になって、3店舗からスカウトされたんですよ。
うちの店来ない?って。
その時に僕の中で、口下手からさよならしたなって思いました。
☆☆☆
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