SARAYA
ENJOY! NATURAL STYLE
ナチュラルなスタイルを提案するゲスト
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2026.02.22 ON AIR
山口未花子 (動物人類学者/北海道大学文学研究院 教授)
1976年京都生まれ
埼玉の「自由の森学園」に6年間寮生として通い、「奈良教育大学」では動物生態学を専攻。その後、人類学を学ぶために「北海道大学大学院文学研究科」に進学、博士号を習得。現在は人類学の分野から「動物」について研究。主なフィールドはカナダのユーコン準州。先住民のカスカや内陸トリンギットの人々と動物との関わりについて狩猟や芸術、信仰など様々な側面から研究している。その他に日本の小型沿岸捕鯨、西表島のイノシシ猟なども対象にしているほか、近年は狩猟免許を取り北海道で罠猟、銃猟も行い、肉や皮や角などの利用に関するワークショップなども行っている。単著に『ヘラジカの贈り物』、共編著に『〈動物をえがく〉人類学』『生きる智慧はフィールドに学んだ』など。

--- そもそもの“動物好き”が高じて ---
「何で動物の研究をしてるのかと言われると、
本当に小さい時から好きだったというのが
一つ大きくあります。
大学の時は野ウサギの研究をしていたんです。
生物学は一種類の動物を選んで調査をしないと
いけないじゃないですか。何とかウサギを
選んだんですけど、やはり絞れないというか・・・
どの動物も好きなので。そうなった時に例えば
漁師さんとか狩猟する人は選ばずに、
獲れる動物は何でも獲るし、動物のことは
何でも詳しいみたいな・・・
一つに絞らなくていいということに気づきまして」
「中学・高校で生物学を学ぶようになると
生物の視点から動物を見るのが面白くなって、
自然の状態の中にいる動物を見たりとか、
捕まえたりする・・・それで少しずつ野生の動物を
見る方にシフトして行ったんですけど、
同時に実家で飼い続けてもらっていた動物が
自分が世話できずに死んでしまったりもあって、
動物を飼うことが動物に責任を負うことだけど
それは難しいし大変だなと思うようになって。
家で飼っていた動物と、中学から森の中に入って
見るようになった動物ってちょっと違うような
気もしたんですよね。自然の状態にいる動物の方が
本来の生き生きとした暮らしとか生き方と言うか、
あとは命の強度みたいなものが野生の動物の方が
ある気がするし、人間が予想もしない動きとか
生き方みたいなものが面白いなというのもあって」

--- 目指すは、北方の地 ---
「北の方の人たちって狩猟をよくしていて、
何でかと言うと穀物とか芋とかトウモロコシとか
植物が育たないので主食が肉なんですよ。
なので狩猟を盛んにしているんですよね。
それは極北地域、北海道より北に行かないと・・・
もうちょっと北の外国の北方で狩猟文化が
今もあるところに行くのがいいなと思って、
カナダまで行くことになったんですけど・・・」
「カナダのユーコン準州にあるコミュニティ、
先住民の人たちが暮らしている地域に入って
特に古老たちのところで一緒に暮らしながら
狩猟とか採集、昔ながらの技術や知恵を
教わりながら研究していたという感じです」

--- 現地での実体験 ---
「中心になるものを動物にして、
動物がいろんな動物とか植物とか人間と
関わっているところを見て行きたいなと思って。
カナダの先住民文化では割とそれが
普通の視点でもあったんですよね。
人間も動物も隣村に暮らしているくらいの距離感で、
上下関係でもなくて、割と密な関係も持ちながら
一緒の森で暮らしているという世界があって。
あとは狩猟とか植物の採集、自然のものを
いただいて食べる暮らしは残っていると言うか、
そういう地域です」
「肉はみんな、狩猟して食べてますね。
一番よく食べられているのがヘラジカの肉、
鹿科で最大のメチャクチャ大きい・・・。
トナカイとかもいるし大型の鹿類が。
あとはドールシープみたいな羊とかウサギとか
小型の動物も食べてますね」

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