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SARAYA
ENJOY! NATURAL STYLE

ナチュラルなスタイルを提案するゲスト

いのちをつなぐ SRAYA

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2025.11.30 ON AIR

十場天伸 (陶芸家)

1981年生まれ
2007年、陶芸の専門学校を卒業後、神戸市北区・淡河町の自然に囲まれた場所で、妻で陶芸家の十場あすかさんとともに〈つくも窯〉を立ち上げ作陶を始める。当初は「スリップウェア」という技法で器づくりを中心に活動。2022年まで陶芸家として活動後、彫刻家(主に大型の作品)として活動をスタート。2022年には神戸市文化奨励賞を受賞。2022年よりは土と石の使った実験の繰り返しで、2024年のアメリカでのグループ展以降は展示会など控えて製作のみに集中。2026年 未定ですが、アメリカでの個展を企画中です。

--- なぜ、壺を作る? ---

「ホントにロマンみたいな感じ・・・。
 壺を作ることによって、すごい満たされる感じが。
 なんか違うんですよね、他の食器を作るのと。
 一つ一つ重ねていく感じで、轆轤じゃなくて手びねりで。
 そこにゆっくりした時間が流れてるんで・・・」

「僕が陶芸家として歩み始めたのは
 20代前半ですけど、陶芸家になろうと思ったのは
 島根県の全寮制の高校に行っていて、
 陶芸のサークルがあって陶芸する機会があって。
 何なんですかね?土に触れていると
 これを一生仕事にできたら幸せやなと思ったんで。
 そこから陶芸を仕事にして行こうって思ってました。
 高校を卒業する頃には」

Photo by masato shirai

--- 自信と確信 ---

「自信と確信は僕の中で、やろうと思った時って
 好奇心あるじゃないんですか。
 自信と確認は無茶あるんで、やり始めの前ですね。
 僕は既に自信と確信を持っていてやって行ける
 という、でもその時って不安なんですよ。
 食て行ける訳ないから・・・。
 でも、自信と確認はあるんですよね(笑)
 途中で出てくるもんじゃない。その前に既に
 あったなぁ〜と思う、ずっと。今もそうだし」

--- 今は、彫刻家? ---

「数年ぐらい前から器を作るのを完全に辞めて、
 石と土と、その陶芸の素材をさらに見える形に
 したいなと思って。なんか器って表面に釉薬を塗って、
 土とか見えないんですけど、僕が今やっているのは
 陶芸の材料の石をそのまま使って焼いています。
 1300度とかになるじゃないですか。
 それって地球の中のマグマみたいな感じの
 温度だと思うので、それをそのまま焼いて、
 どうなるんだろうと思いながら実験みたいな感じ。
 今はひたすらそういう実験を繰り返して。
 それを形にして行ってアートピースを作れたらな
 と思って。石が溶けたものを粘土に貼り合わせて、
 それが表情になって行く感じ・・・」

Photo by NAKAJIMA Mitsuyuki

--- 2026年のビジョン、プラン ---

「彫刻の大きいピースをもうちょっと作って、
 アメリカで展示会しようて言ってくれているんで、
 それができるように、今、動いている感じです。
 決まってはいないんで(笑)」
 原料のことを今、石と粘土を使うことで
 より陶芸というものの魅力を発信して
 行けるのかなぁ〜という感じですかね」

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