世界の「今」を切り取る「Emirates Airline FROM THE WORLD」
■From New York
ニューヨークの5000台の公衆電話が期間限定で「タイムマシーン」になります(!?)
現在NYでは、公衆電話で指定の番号をダイヤルすると、1993年当時のNYの様子を語るナレーションや、当時活躍した著名人たちの思い出話が聞けるキャンペーンを展開中。
1993年と言えば、ニューヨークにはまだスターバックスもなく、地下鉄は危険だった時代。
犯罪率も極めて高い街だったのですが、それでも、世界中から成功を求める文化人やミュージシャンが集まった時代。
「アメリカンドリーム」という言葉がキラキラ輝いていたあの頃に、公衆電話からタイムスリップできるんだそう!
当時は通信手段として普通に使われていた公衆電話を通じて、ニューヨークの昔を偲ぶこのキャンペーンは、5月26日まで行われる予定です。
■From Russia
広大な国土を持ちながら実は食料の自給率が低く、食材の多くを輸入に頼っているロシア。
食品売り場には輸入食材が多く見られ、また、ハンバーガーやパスタなど海外の料理が人気ということもあって、国内製品よりも輸入製品の方が人気という状況なんだそう。
そんな中、地元でとれたものを食べようという「地産地消」を掲げる会社が注目を集めています。
元雑誌編集者が立ち上げた会社で、地元でとれた農産品、食料品専門のネットショップや地産地消のカフェをモスクワにオープン。
ネットショップで注文したものは、最寄りの店舗に取りに行く仕組みですが、希望者には自宅への配達サービスもあるんだそう。
ロシアでは共産主義時代、食料は配給制、農業は国の指導で行う時代が続いたため、食の安全を自ら求める動きや、食文化に対する意識が薄い傾向があるんだそうですが、これから少しずつ変わっていくかもしれません。
■From Croatia
クロアチアで使われている「クロアチア語」とお隣セルビアの「セルビア語」。
実は、「セルビア・クロアチア語」と呼ばれるほど似ていて、お互いが話しているのを聞けば理解し合えるんだそう。
ただ、クロアチア語ではローマ字のアルファベット、セルビア語ではロシアのキリル文字を使用しているという点が、決定的な違いなんです。
ロイター通信によりますと、このほどクロアチア政府は、国内にいるセルビア系住民のために、公共の場でアルファベット表記とキリル表記を並列した二か国語表記を採用することを発表したのですが、国内で大規模な反対運動が起きているそう。
反対運動の中心は、セルビアとの民族紛争を戦った退役軍人たち。
キリル文字は、昔の苦しい時代を思い起こさせるということで、2万人を超える人々がデモを行ったんだそう。
特に紛争で大きな被害を受けた地域には、導入を見合わせてほしい、と訴えているそうです。






▼新規会員登録はこちら