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毎日、注目の話題を特集!

世界最大の地震観測ネットワーク「MOWLAS」にインサイト!

明後日、1月17日は阪神淡路大震災が起こってから23年。
今月、J-WAVE “WOW TOKYO”のテーマも
「“ARE YOU READY?~防災”」
J-WAVE TOKYO MORNING RADIOでも今週は
「READY FOR IT ?」を放送して
改めて、地震への備えについての提案をしています。

さて、地震への備えと言いますと、昨年11月に、
世界最大の地震観測ネットワークが
ここ日本でスタートしました。

今朝はこのネットワーク「MOWLAS」を中心とした
防災について日本の地震研究の第一人者、
防災科学技術研究所 地震津波火山ネットワークセンター
センター長の青井真さんにお話伺いました。

まず、”MOWLAS”とは
世界でも最大規模の地震・津波そして火山の観測網です。

東日本大震災を契機に東日本の太平洋沖合に、
海底ケーブルを敷設して、
現在150地点に地震計や津波計を設置しています。
南海トラフにも50点ほどの観測網を設置しています。
陸域や海域、そして火山など、七つの観測網があるのですが、
これらを統合して運用する、ということで
昨年11月から、公募でMOWLASと言う名前を付けていただき
新たにスタートしました。

これによって、
東日本大震災のように、海域で起こる地震の場合、
海でも地震の観測を行うことで、
最大で30秒ほど早く地震を検知することが出来るようになります

緊急地震速報や地震直後にテレビやラジオなどに
一分半くらいで出る震度ですが、
MOWLASなどの多くの地点で観測を行うと、
震度だけでなく、どこで被害が出たかを
地震後数分で推定できるようになってきました。

MOWLASの情報はどなたでもWebでご覧いただけます。
データだけでなく地震に関する様々な情報を
分かりやすく出しています。

また、MOWLASのデータを使って、
日本列島の今の揺れをインターネットを使って見ることの出来る
強震モニタというアプリがあります。
強震、というのは地震の強い揺れで、
それをモニタできるという意味なのですが、
現在テスト版を公開しています。

3000名限定ですが、無料でどなたでも参加できます。
リアルタイムで地震の情報を使うことで、
皆さんに防災に関心を持っていただければと思います。

いざ地震や津波が起こると、様々な情報が出されます。
うまく情報を使いこなして避難をするなど
適切な行動を出来ることを、防災リテラシーといいますが
普段から皆さん自身が備えておくこと
例えば避難訓練に参加することも有効だと思います。


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