『放置子』問題の実態

気になるニュースの裏側から光を当てる「BEHIND THE SCENE」

本日は、知らない子どもが勝手に家に入り込む… 勝手に冷蔵庫を開ける…。
親に放っておかれる子どもたち、『放置子』問題の実態に迫りました。

お話を伺ったのは「子ども能力開花くらぶ」の代表で、子育ち支援士の田宮由美さん。

「放置子」とは親が共働きなどで家におらず、その間好き勝手に遊んでいるような子どもで、親が子どもに無関心で、ほったらかしにされている状態のこと。
・毎日、遊びに来る。
・休日の早朝から、家にくる。
・夕飯時になっても帰ろうとしない。
・勝手に冷蔵庫を開ける など
問題行動と断定しづらいまでも、他の家庭の生活に影響を及ぼす状況が多く見られるとのこと。

ネグレクト(児童虐待)とイコールではなく、線引きは難しいものの食事を与えたり着替えなどはさせるものの、共働きなどの理由で両親がいない間、ほったらかしにしている状態を指すそうです。

今日の話の中では「親の無関心」、他の家庭への甘えが問題の根底にあるのではないか、という話になりました。

遊びに来る子どもが「少し普通の状態とは違うな」と気になれば、学校の先生に相談という形で説明する、市の窓口や、児童相談所全国共通ダイヤル「189」というのもあり、そこに電話で相談するといった手段を取ることもできるとのこと。

こういった境遇の子どもの居場所作りとして、「子ども食堂」などの取り組みもされており、放置子が食事を摂り過ごせる場所も徐々に出来てきている状況にはあるとのことでした。

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