加速する若者の果物離れ

今日は「加速する若者の果物離れ」というテーマにフォーカス。

ここ数年、若い層の果物離れは話題になっていて、先日も、「総務省の家計調査の結果、『1世帯当たりのリンゴ年間購入数量は、世帯主が、70歳以上の場合、20.8キロだったのに対し、29歳以下は、その10分の1以下の1.9キロ』というニュースが出ていました。サイエンスライターで、農学博士の佐藤成美さんにお話を伺いました。

りんご、みかんといった食べるのに一手間かかる果物は消費量が減少している一方、バナナのようなすぐに食べられる手軽な果物や、デザートやお菓子のような加工品の消費量は増加しているのだそうです。消費量は年代でも差があり、若いの多くは人は果物を買わないのだそうです。その大きな理由の一つが金額。大学生の中でも果物を食べているのは実家暮らしの人で、一人暮らしの学生は金額が高くて買えず、食べたくても食べられない人が多いのだとか…。日本の果物は高品質でハズレがないことが特長ですが、逆にそれが金額を引き上げ、気軽に手を出せなくなってしまっているのですね。

世界を見ると、実は、日本は最も果物を食べていない国だとも言われています。逆に消費量が多い国はオランダ。日本人は果物を嗜好品と捉えているのに対して、多くの世界の国では野菜として食べているため、より生活に馴染んだ消費の仕方をしているのかもしれません。

今、日本では1日の果物摂取目標を200グラムとして掲げています。(位現状の消費量の2倍!)これに近づくためにも、日本でもっと果物の重要性を拡散していく必要がありますね。

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