SNSでの企業の内部情報流出問題が相次いでいることを受け改めて、SNS時代における情報リテラシーに注目します!
今回お話を伺ったのは、
ITジャーナリスト・三上洋さん
●早速ですが、ここ最近起きたSNSでの内部情報の流出、
改めて、どんな事例があったのか教えてください?
→西日本シティ銀行で4月下旬、
同行の行員とみられる人物がSNS「BeReal」で
支店内部を撮影・投稿したとみられる動画と画像がX上で拡散。
動画・画像にうつるホワイトボードには、業務目標のほか、
顧客7人の氏名も記されていました。
そのほか・・・
昨年10月、北海道岩見沢市の病院で委託先の職員が
受付システム画面を撮影し、「BeReal.」に投稿。
患者20人の氏名や年齢などの個人情報がうつっており、
病院側が謝罪する事態に。
今年4月初めには、日本テレビの番組スタッフがインスタグラムの
「ストーリーズ」に投稿した勤務シフトの画像がXで拡散。
また、NTT東日本や仙台市の小学校でも同様の流出事案が起きています。
●一連の情報流出騒動のなかで、
いまZ世代を中心とした若者に人気のSNSアプリ
「BeReal.」経由の情報流出が頻発していますが、
改めて「BeReal」とはSNSアプリ?若者に人気の理由とは?
→10~20代に人気のSNSで、1日1回ランダムに届く通知から
2分以内にインカメ/アウトカメラの両方で撮影・投稿し、
24時間のみ閲覧できる仕組みです。
基本は登録した友達にだけ見せるので
LINEグループの延長線上のようなものです。
親しい友人間に「ありのままの日常」を共有することで
お互いのプライベートや仕事の風景を見ることができます。
また、本来は見せないものを親しい友人だから見せるよ
という親しさの証明にもなるとも言われています。
●なぜBeRealによる情報流出が起きているのか?
その問題点とは?
→BeRealは誰もが見られるSNSではなく
登録した親しい友人だけに見せる写真投稿です。
そのため外には漏れないだろうと過信してしまうのです。
また、今までは他人がスクショをすると通知が行くシステムでしたが
最近この機能が無くなり、簡単にスクショが撮れるようになっています。
●従業員が職場で不適切な行動を行い、
その様子をSNSに投稿して炎上するいわゆる「バイトテロ」問題。
くり返されてしまうのはなぜでしょうか?
→今回も含めて身内投稿型が多く占めています。
傾向としてTwitter、インスタグラムストーリー、BeReal …と
数年おきに新しいサービスが広まるたびに起きています。
身内ならいいだろう、漏れないだろうと過信して投稿してしまい
対策不十分で炎上してしまう流れです。
●企業や店舗側ができる対策として考えられるのはどんなことでしょう?
→単純に従業員の私物のスマホは持ち込ませない、ということです。
理想としては基本的には会社支給のスマホを使用し
私物のスマホは出社したらロッカーにしまうことです。
特に銀行や役所など流出が起きたら重要な問題になる職場は
厳しくしていく必要があります。
また、BeRealが流行り始めたのは2022年頃。
大学で使用していた世代が4月から社会人になっています。
学生の頃のノリで特に違和感なく使用してしまっていると考えられます。
「会社で撮ってはいけません」という当たり前のリテラシー教育が必要になっています。
●一方、我々が気をつけることは?
→投稿した人が悪いですが
それを面白がって人に見せたり拡散することが炎上を広げます。
炎上の拡散を許すようなことはなるべく行わない方がいいですね。
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