自転車競技・女子オムニアムの銀メダリスト 梶原悠未さん③

各界のトップランナーに、
これまでの経験から得た
“学び”をシェアしていただきます。

今週は、自転車競技・女子オムニアム
銀メダリスト 梶原悠未さん。

最終日のテーマは、海外旅行先で学んだこと

☆☆☆
わたしが海外で得た学びは、
自分の意見を主張することです。

2022年に半年間
スイスに留学をして、そこで
6〜7人の選手と一緒に
生活をしながら練習を行って
レースに出場していたんですけど…

意見を言わないと、
どうしても全て自分のせいに
されてしまうというくらい、
みんなものすごく
自分の意見を主張しているんです。

その中で強い意志を感じたのは
「絶対に謝らない」
というところでした。

練習中にパンクした選手がいて
「パンクしたよ！」って
叫んだんですけど…

もう（他の選手たちは）
聞こえない距離にいて
そのままみんなバラバラになって
練習を終えてしまったんです。

それで帰ってきた後に
パンクした選手が
「どうして悠未はパンクしたことを
みんなに伝えてくれなかったんだ？」
っていう風に怒られてしまいました。

私は「伝えたよ」って
言ったんですけど、
「聞こえなかった」と言われ
「聞こえなかったら伝えてない」
っていう風に言われて
「ごめんなさい」って
なったんですけど、
そこの事実確認でやはり
「ごめんなさい」って謝ってしまうと、
もう「私が伝えなかった」
ってすべて私のせいになってしまう。

なので「私は伝えた！」
っていうことを言い通す意思も
必要なんだなって思いました。

「自分はこう思って行動した」
「こう思って取り組んでいる」
だったりいろいろと
自分の意見・意思を言葉にして
相手に伝えるっていう事が
ものすごく大事なんだなっていう…
その精神を教えてくれます。
☆☆☆

もう一度聴きたい! という方は
こちらから