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2017.12.30 Sat.

代官山蔦屋書店 コンシェルジュ間室道子さん

代官山蔦屋書店 コンシェルジュ間室道子さんをお迎えしました。

書店員歴30年の間室さんが書く
1枚のPOPがベストセラーを生み出す、とまで言われる
『元祖カリスマ書店員』で、雑誌「プレシャス」「婦人画報」などに連載を持つ
書評家としても、活動されています。

「1日1冊、休日は5冊が目標なんですけど、
 最近は読んだあと、書評を書いたり、こういうラジオとかに出る仕事が多いので
 5冊は難しくなっていますが、毎日必ず1冊以上読んでいますね。
 実は、実家が岩手県の ”本屋さん" だったので、
 子供のころから 本に囲まれるのが普通の生活をしていたんですよ。
 私は、真昼間に押入れの中に電気スタンドを持って入って、
 毛布にくるまって本を読むのが好きだったんですよ(笑)」


そんな間室さんが大学入学を期に上京し、就職活動を行いました。
ですが、就職氷河期だったため、企業の就職を断念。
アルバイトでお金を貯め、パリ・ロンドン・NYへ行き、
お金がなくなると戻ってきてまたアルバイト、という生活をスタートされました。

「なんでパリ・ロンドン・NYかというと、小説の舞台になりがちなのが、
 この3都市なんですよ!
 だから、美術館とか、寺院見たり、小説の犯行現場廻りしたりとか!
 旅行するにしろ、普段の生活にしろ、どこか本と結びついている感じですね。」

間室さんに、この年末年始に読めるオススメの本をご紹介いただきました!

① "谷崎潤一郎とは、なにものだったのか?"
  『デンジャラス』 ( 著:桐野夏生 / 中央公論新社 )


「谷崎は、家族を1回解体して、自分の手で再編制するのが好きだったんですよ。
 3回も結婚していて。 でも、その家族の中に、男はいらないんですよ。
 連れ子であった女の子は大事にされているんですけど、そのお兄さんは、
 "家族の輪からそっと追い出される"と、、、とにかくこの小説に出てくる、
 女の中に男が1人、谷崎がいる、という家族像が、ヤバイ魅力たっぷりです」


② "15歳の少年は、二千マイル先をめざす。目的は、殺人!"
  『東の果て、夜へ』 (著:ビル・ビバリー / ハヤカワ文庫)


「各社のミステリーランキングで、どこも5位入っている注目作品です。
 黒人の15歳のギャングが、組織の命令で人を殺しに行くんです。
 何か切ないかっていうと、成功すれば殺人者として仕事は成功しますが、
 失敗すれば、生きては行かれないんです。胸がつぶれそうな作品です。」

③ "祝! 講談社エッセイ賞! キョンキョンは、いつだってオンタイム☆"
  『黄色いマンション 黒い猫』 (著:小泉今日子 / スイッチパブリッシング )


「これ、タイトルの意味がわかった人は、胸が本当痛いと思います。
 アイドルって、”あの頃に戻したり”、”少し先の未来へ連れていく”
 ような存在だと思うんですよ。でも、小泉今日子は、いつだって、”オンタイム”。
 今だって悪くないよって。名は体を表すって、本当だなって思います!」



間室さんの”明日を美しくするヒント”は、、、
「声と動作ですかね。明るい声で話すようにしていますね。
 小さいことで、イライラした時には、”自分のワット数を下げる”!
 絶好調が100で、普段は80だったら、疲れている時には、
 60とか50くらいに下げて、動作をゆっくりして、穏やかに話すと
 いつの間にかイライラも無くなります。」


間室さんオススメの映画が、来年1月20日に公開になります!
”TSUTAYA CREATORS PROGRAM FILM 2015”の初代グランプリ作品で、
主演は長澤まさみさん、高橋一生さんです。
映画『嘘を愛する女』公式サイト

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締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。