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2020.1.18 Sat.

第199回 音楽フォトグラファー:内藤順司さん

40年近く活動を続け、浜田省吾さんやスピッツなど、
アーティストたちのカメラマンとして活躍する、
フォトグラファー:内藤順司さんをお迎えしました。

website of Photographer Junji Naito.

ONE SKY特設サイト | JUNJI NAITO PHOTOGRAPHS


20歳のころ、浜田省吾さんの武道館でのライブを見て感動し
”撮影させてほしい” と直接事務所まで 頼みに行き、
音楽フォトグラファーとしての経歴をスタートさせた内藤さん。

「写真っていうよりもまずは、彼の生み出す曲に感動していたんです。
 でもその時、たった20歳で未熟なカメラマンだったので、
 その人を捉えるには、自分は何をすれば良いのか模索しながら、
 今までやってこれました。」


長年カメラマンとしてアーティストの活動を追い続ける内藤さんは、
多くの人に音楽を届ける彼らのステージでの ”輝き” や "若々しさ" に
刺激を受けているとのこと。

そんな中、アーティストの撮影だけではなく、
カンボジアやアフリカなどにも目線を向けるようになっていきます。

そして先月、日本発祥の医療NGO「ジャパンハート」の活動と
吉岡秀人医師を追った、写真集『ONE SKY』を刊行されました。

最初はミャンマーに始まり、現在はカンボジアで
小児がんの手術まで行える施設が出来た、その道のりを
写真と言葉で辿ることができます。

「多くの人に、”なぜ音楽フォトグラファーが”と言われるんですけど...
 僕にしてみれば、両方とも『輝いている』から撮影しているんです。」


写真集の中でも、”助けに行くのではなく、助けるチャンスをもらっている”
という言葉にハッとさせられた、というマリエ。
日々の中に、新たな気づきや優しさを生み出すきっかけをもらえる
1冊になっています。

「15年前から行ってるんですけど、”支援をする”という行為はそうかもしれないけど
 それよりももっと ”彼らから与えて頂いている”という感覚なんです。
 不思議ですけど、そうなるんですよね。
 そういうことが少しでもみなさんに伝わればいいかな、と思います。」



最後に、内藤さんに ”明日を美しくするために心がけていること” を伺いました。
「いろんなことがあるけれど、
 僕は、邁進している輝く姿 を常に 追い求める気持ちですね。
 そこを追求していくことで、人間関係も深くなっていくんです。」


これからも活躍を期待しています!