
今日は、私が大好きなピアノ曲をお送りします。
1958年のアルバム、
Everybody Digs Bill Evansの中の1曲。
「Peace Piece 平和のかけら」。
PEACE PIECE / BILL EVANCE
「PEACE PIECE」。
最初のピースは、「平和」、後ろのピースは「かけら」。
個人的に先ほど、「平和のかけら」と訳させていただきました。
ちなみに、私の勝手な意訳です。
けっして平和をメッセージして作った曲ではありません。
といいますか、直接うかがったわけではないので、わかりませんが、
きっと、そうではないと思います。
でもこの曲は、ビル・エヴァンスが、自分自身の内面に向かっていく、
つまり、自分自身の「平和のかけらを探求している」・・・
そんな曲のように、私は感じています。
この曲、たった2つのコードで作られています。
永遠にどこまでも、2つのコードで、エヴァンスは奏で続ける。
時に静かに、時に激しく、時に壊すように、また組み立てるように。
ビル・エヴァンス・トリオのベーシスト、チャック・イスラエルズは、
インタビューで、こんなふうに語っています。
「ピース・ピースは、ビル・エヴァンスの音楽家としての奥深さを
見事に表した1曲だ。サティやドビッシーを彷彿させる、
ジャズを超えた楽曲だと思う」
途中から激しい即興演奏になっていくこの曲。静かで、でも激しく、
「人の心の矛盾」のようなものを、音で表現しているのかも・・・。
最後まで聴き続けると、すーっと平和な心持ちになれる。
ビル・エヴァンスの、ピースな名曲だと思います。
幼少より音楽の才能を認められ、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジ ア諸国への演奏旅行に参加し、絶賛を博す。
桐朋学園大学ピアノ科に入学と同時にデビュー。
年間60本を超えるコンサートで、全国各地を訪れる傍ら、ライフワークとして「学校コンサート」や「病院コンサート」も行っている。