Secret Notes

2019/05/23

ジョニ・ミッチェル、青春の光と影-4-

今週は75歳になった偉大なる女性シンガーソングライター、
ジョニ・ミッチェルの音楽とエピソードをお届けしています。

A CASE OF YOU / PRINCE

作詞作曲、アレンジ、ギターもベースもドラムもピアノも、
すべて自分で奏で、歌い、踊って、映画も作ってしまう。
最後までそれを通した、「本物のアーティスト」、プリンス。
そんな「自分を愛してやまない」彼が、心から尊敬し、愛したのが、
ジョニ・ミッチェルでした。

10代はじめでジョニ・ミッチェルを聞いた彼は、夢中になり、
中学生の頃、自分の街にジョニがコンサートで来ると、
最前列の席のチケットを買って、観に行った、ということを、
後にインタビューで語っています。

そして、ハービー・ハンコックがプロデュースした、
ジョニ・ミッチェルのトリビュート・アルバムの中で、
この名曲「A CASE OF YOU」をカバーしています。

「あなた、という人なら、ワインボトル1ケースだって飲み干せる」
それくらい「あなたのことを愛している」と歌っているこの曲。

実は、その「あなた」には二重の意味があります。
この「あなた」は、当時の恋人のことであり、と同時に、
ジョニ・ミッチェルの生まれ故郷、カナダという国のことなんですね。
「カナダよ、愛する故郷というワインなら1ケースだって飲み干せる」
実はこの歌、そんな祖国への思いを歌った歌でもあったんです。

西村由紀江 (ピアニスト/作曲家)

幼少より音楽の才能を認められ、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジ ア諸国への演奏旅行に参加し、絶賛を博す。
桐朋学園大学ピアノ科に入学と同時にデビュー。
年間60本を超えるコンサートで、全国各地を訪れる傍ら、ライフワークとして「学校コンサート」や「病院コンサート」も行っている。

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