DAIWA HOUSE Secret Notes

2020/04/08

新世代ジャズ・ピアニストを聴く-3-

今日は、1982年、スイス出身の、ステファン・ツァピス。
2014年リリースのアルバム、
「チャーリー・アンド・エドナ」から、

M  NORWEGIAN WOOD / STEPHANE TSAPIS  

お父さんはギリシャ人、お母さんはフランス人、
現在はフランス・パリを拠点にしている、ステファン・ツァピス。
ピアノを始めたのは5歳のとき、
7歳で「ジャズ・ピアニストになろう」と思ったそうです。

パリ第8大学へ進み、音楽学を専攻、
2011年からは、国立パリ市音楽院で教鞭もとっています。
2012年、デューク・エリントン作曲コンテストで、1位を獲得。
そして、14年リリースの「チャーリー・アンド・エドナ」では、
架空のサウンドトラックを作曲したり、
プロコフィエフ、セロニアス・モンク、ビートルズを演奏して、
国境や時代を超えた変幻自在の世界観と、
オリジナルのプレイを存分に聴かせてくれています。

ヨーロッパ各地からの、中東やアジアからの、
アフリカからの、様々な移民たちによって
街が構成されているパリに暮らし、
お父さんがギリシャ人であることから、
ステファン・ツァピスの音楽世界は、多様性に満ちています。
中東や北アフリカのパーカッション、楽器をミックスしたり、
民族的な女声コーラスをアレンジしたり、
トルコの音楽や、ユダヤに伝わる伝統曲を取りあげたり。
エキゾティックで多様な世界観を、
ジャズでまとめあげている、というような感じ。面白いです。

西村由紀江 (ピアニスト/作曲家)

幼少より音楽の才能を認められ、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジ ア諸国への演奏旅行に参加し、絶賛を博す。
桐朋学園大学ピアノ科に入学と同時にデビュー。
年間60本を超えるコンサートで、全国各地を訪れる傍ら、ライフワークとして「学校コンサート」や「病院コンサート」も行っている。

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