
RAINYDAYS AND MONDAYS / THE CARPENTERS
今週のこの時間は、
毎年、この季節恒例のテーマで参ります。
雨を感じる名曲たち。
「レイニーデイズ・アンド・マンデイズ?雨の日と月曜日は」
つくづく秀逸なタイトルですよね。
タイトルには「憂鬱」を意味する言葉は含まれていないんですが、
ただ「雨の日と月曜日には・・・」と言われるだけで、
もう、その「意図」がわかります。
その先に「憂鬱」という文字が隠されている、という。
雨の日はブルーだし、雨が降っていなくても月曜日はブルーで、
さらに、月曜日で雨が降っていたら、ダブルで憂鬱!みたいな。
カーペンターズが1971年にリリースした3枚目のアルバムの、
オープニング曲でした。
名ソングライターコンビとして知られる、
ポール・ウィリアムズとロジャー・ニコルズが作った、大ヒット曲。
世界中でカバーされている、まさに「名曲」ですよ。
実はこの曲、もともとカーペンターズではなく、
西海岸の、男女5人組の黒人コーラスグループ、
フィフス・ディメンションのために、書き下ろされた曲だったとか。
ある日、そのデモを耳にしたリチャード・カーペンターが、
「この曲を歌いたい!」とレコード会社にかけあって、
そして今では、カーペンターズが歌う名曲として、記憶に残ります。
幼少より音楽の才能を認められ、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジ ア諸国への演奏旅行に参加し、絶賛を博す。
桐朋学園大学ピアノ科に入学と同時にデビュー。
年間60本を超えるコンサートで、全国各地を訪れる傍ら、ライフワークとして「学校コンサート」や「病院コンサート」も行っている。