
今日ご紹介する曲は、パガニーニ作曲の「ポラッカ ニ長調」。
ポラッカはイタリア語で、ポロネーズのことです。
「ポラッカ」というと、「ポルカ」のことじゃないのかな
と思う方がいるかもしれませんね。
「ポルカ」は、テンポの速い2拍子。
ポーランドの「ポロネーズ」と近いボヘミア地方で生まれた音楽ですが、
名前は似てても、これは別の舞曲。
ポーランド発祥の音楽としては、
むしろ「マズルカ」の方が「ポルカ」に近いようです。
さて、この「ポロネーズ」。
クラシックの世界では、バロック以来、メジャーな舞曲の一つとして、
時代や民族的な垣根を超えて、多くの作曲家が手掛けています。
モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、
チャイコフスキー、ドヴォルザーク……
理由としては、フランス宮廷の舞踏会での、定番の一つになったこと。
そして、ショパンがたくさんの名曲を残したことでしょう。
幼少より音楽の才能を認められ、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジ ア諸国への演奏旅行に参加し、絶賛を博す。
桐朋学園大学ピアノ科に入学と同時にデビュー。
年間60本を超えるコンサートで、全国各地を訪れる傍ら、ライフワークとして「学校コンサート」や「病院コンサート」も行っている。