
今月から、目黒の「ホテル雅叙園東京」で始まっているアートイルミネーション「和のあかり×百段階段2018」は、日本の夏の風情や職人の技を灯りで見る展覧会です。
東京都指定有形文化財でもある、通称「百段階段」の建物を舞台に、行われるこのあかりのアート展は、99段の長い階段廊下がつなぐ、7つの部屋のあかりをすべて消した中に、日本全国から集めた優しい明かりを入れていくという、日本らしい明かり・色彩・かたちが楽しめます。
みどころのひとつとなっている「青森ねぶた祭り」は、かつて筍の産地で、竹やぶが多かった目黒の土地に合わせて「竹取物語」をテーマにそれぞれ流派が違う、ねぶた師が共作で作り上げた新作。お祭りの最終日に、優秀なねぶたを船に乗せて海を水上パレードするという実際の青森のねぶた祭りの光景を再現するような、まるでねぶたが水に浮いているような展示に。そして、日本らしい涼を取り入れた、目にも涼しい演出の展示も、みどころに。
また、今回の「和のあかり展」に合わせて、雅叙園史上最大級のお茶会イベント「和のあかり大茶会 ~oo-sanoe~ 」も開催中。
作品が展示されている空間の中で、平成を代表する茶人の方によるお茶を楽しんだり、園内にある料亭の知られざるお茶室で、実際に自分たちでお茶をたてるワークショップ的な体験も。
「和のあかり×百段階段2018~日本の色彩、日本のかたち~」
開催期間:2018年7月7日(土) - 9月2日(日)
場所:ホテル雅叙園東京
入場料:当日 ¥1,500 / 前売り ¥1,200