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時代の気になるキーワードを解説

「インドのインパクト投資」

SDGsは国連が定めた目標になりますけれども
別の言葉で言うとインパクト投資という言葉がありまして、
インパクト投資は社会的な環境的なインパクトを良いインパクトを出しながら、
財務的なリターンも出してちゃんと投資としてもしっかり収益を
出していくというものが両立するものをいいます。
日本ではインパクト投資をしようとすると
社会的な環境的なインパクトはあるんだけど、
中々そのビジネスとして両立するというものは
比較的探すのは難しいんじゃないかなというふうに感じています。
ただ一方でインドの場合ですと
元々大きな社会的な問題とか非効率性がいろんなところであって、
それを解決すると社会的な問題が解決するし、
かつビジネスにもなるっていうのがかなりあるんですね。
例えばByju'sという、今1兆円ぐらいの時価総額が
あるNテックのユニコーン企業がございますが、
その会社はコロナ禍で教育のコンテンツをオンラインで配信してですね、
それで全インドに普及をさせたんですけどもきちんと二級都市、
三級都市の方々に良い教育コンテンツを届けながら
利益を上げているという企業になりますそういったですね、
社会的なインパクトを出しながら
ちゃんと利益も上げて成長しているというものが、
インドは元々非効率で問題が大きい分、
それを解決すればそれがそのままのビジネスになるというものが
ゴロゴロあるという感じです。いろいろですね
インパクト投資の潮流を見ていくと、
かなり元々はアフリカの問題を解決しようというものが大きな流れとしてあって、
そこに欧米の投資家がお金を流したっていうのがあるんですけど、
今欧米の都市からどこを見ているかというと、
インドを含めた南アジアと東南アジアですね、
この二つが今かなり注目を集めてきていて
インパクト投資のお金の流れが二つの地域に集まってきているというのが
私の実感でございます。

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