KODANSHA CASE FILE

時代の気になるキーワードを解説

「フードバリアフリーという考え方が広まると 世の中はどうなるのか?」

お客さんの中にはベジタリアンの方もいて、そうでない方もいて、アレルギーも同じで、
両方一緒に来て会食するという事は多いと思うんですよ。
私どもはそれが重要なんです。
違う規律のある方が一緒になってコミュニケーションとる事に意味があると思ってて、
ただお店としては煩雑なので嫌がってしまうケースが
多いですが実はこれ簡単なんですよね。
まずアレルギー要素の食品の無いものを作って、
あとでそれが入っているものを作れば両方同時に作れるんですよ。
これはベジタリアンも同じで最初にベジタリアン向けの野菜炒めを作って、
出来上がったあとに肉などを入れてベジタリアンじゃない方も
食べられるようにするとかこういった料理方法にすれば実はできますよね。
重要なのは何がいけないのか、どうすればいいかを考える事だと思います。
ベジタリアンが来るから全部ベジタリアンにしてしまえとなると
他のお客様の満足度が下がります。
あるいはアレルギーの方、よく修学旅行などで団体を受け入れるとみんなと違うものを食べる、とか、
今日はアレルギーの方がいますから皆さんガマンしてください!なんて言うと心無い子供が
「あいつのせいで食べられないんだ」なんて言ったり、
アレルギー持ちの方が嫌な思いをしてしまいます。
これが嫌なんですよ。アレルギーの方が一人だけ別のものを食べるというのでは無く
一緒に食卓を囲んで食べる事ができればいいですよね。
私の母が糖尿病で、知り合いのシェフがいるフランス料理店に食べに行った事があるんですが、
手を加えた同じコースを食べさせてくれたんです。
母はとても感動しまして夢のようだと言っていました。
一人糖尿病の方がいても同じ料理で量を減らすとか、塩分を減らすとかそういった事だけで
実は対応可能なんですよ。同じ料理を同じ食卓で囲んで同じ時間を共有するという事が重要ですよね、
食というのは皆が楽しむという事だと思いますのでそういったシーンを
増やしていきたいなというのが我々の思いですね。

選んでください。