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時代の気になるキーワードを解説

「外国の人から見た日本のタトゥーについて」

欧米から来たタトゥー文化、アメリカンタトゥーが最初だと思うんですが、
大体1985年位なんですよ。ちょうどその頃リアルタイムで
USカルチャーが日本に入ってきて、音楽だったり映画だったり、
その中にタトゥーがあってアメリカンタトゥーを専門にする
若い彫り師さん達はそこから増えたんですよ。
同じ位の時期に今度は逆で、モトリークルーとかレニークラヴィッツとか
海外のロックスター達が日本にライヴをしに来た時に
日本の伝統的な彫り物を入れて帰るという、
その事により日本の若者は自分たちの伝統文化に
改めて目を向けるという事があったんですよ。
そこからまた新しい日本の伝統が若い人達によって解釈されて表現されていく事が
リバイバルのような形で起こったんです。
元々日本の彫り物の歴史は浮世絵を元にしているので、
やはり浮世絵に再注目が集まり、若い子たちに再評価される、
そういうきっかけにもつながっていたんですね。
そもそも日本には日本の彫り物しかなかったんです、
文化として。そこから海外のものが入ってきた時から
和彫り、洋彫りという分けるような言葉が生まれてきた。
これは日本特有の言葉なんですが、洋楽・邦楽、洋画・邦画という感じで
外のものと内のものとを分けるという事が起こるんですけど、
彫り物はそもそもずっと日本にあったものなので全て日本画なんですよ。
今、都内を中心としたタトゥースタジオはお客さんの6割位が外国人観光客です。
器用で丁寧で清潔で美しいということで、だから全身に入れるために
飛行機に乗って何度も何度もタトゥートラベルしてる人ももちろんいるんですけど、
普通に遊びに来て思い出として日本のタトゥーを入れて帰る、
お寿司とかラーメンとか・・「好き」「美味しかった」っていう。

選んでください。