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時代の気になるキーワードを解説

「盲導犬の主な仕事」 (プロファイラー:公益財団法人 アイメイト協会 代表理事 塩谷隆男さん)

盲導犬というのは盲人誘導犬の略なんですが、健気に犬が人を引っ張っているという
理解に繋がってしまうんですね。これは正しい理解ではなく、犬が訓練されるという
ことは人からコントロールされる事を覚えてるだけなんです。犬が訓練を受けたから
といって自発的に仕事はしません。だから犬の訓練が出来上がった時が仕事のスター
ト地点で、そして今度は人を使った歩き方あるいは犬のしつけや維持の仕方などをメ
インに教えます。それを習った視覚障害者は犬に指示して上手い作業をしたら褒めて
あげて、心を繋げて作業していきます。だから盲導犬は視覚障害者の目であり仲間で
あり家族という事を強調したくてアイメイトと言ってます。創設者(塩屋賢一)は
1957年に国産盲導犬第一号のペアを送り出しました。ですから今年で63年目になりま
す。きっかけは犬の訓練を通じて何か世の中のためになる事が出来ないかということ
を考えて、その時にアドバイスをくれた人が盲導犬というものがありますよと教えて
くれました。世界的にも最初はほとんどシェパードだったんですよね、それがここ40
年くらいですね、ラブラドールが増えてきたのは。盲導犬は簡単に言うと道を歩くと
きに主人をぶつけないと、転ばせないように、痛い思いをさせないという事ですね。
そして障害物を避けて安全に歩くと。下り階段であれば段の直前で必ず止まります、
それで主人は足を出して段を確かめると。上り階段だと一段目に足がかかった時に止
まります、そうすると左手に持ってるハーネスの角度も変わりますし、段差を確かめ
たら進めということです。その他は道の分岐点に来たら止まるように教えてあります。
そこからどの方向へ行くのかは主人が指示を出します。そして次の分岐点へ行くまで
の間、障害物に当たらないように、主人の幅まで考えて歩き、また次の分岐点へと歩いていきます。

選んでください。