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時代の気になるキーワードを解説

「どうして、カプセルの着陸する場所が オーストラリアのウーメラ砂漠なのか?」。 (プロファイラー:科学ジャーナリスト 寺門和夫さん)

実際はやぶさ2はですね、JAXAの宇宙科学研究所の中にあるプロジェクトとして動いているわけです。ですからJAXAの研究者が参加していますけれども、JAXAだけではなくてですね日本の各大学の研究者も参加していますし、当然のことながらはやぶさ2の機器にはですね日本のいろんなメーカーのハイテクが入っているわけですねですからそういった意味ではオールジャパンで作った小惑星探査機ということが言えると思います。ほとんど日本製だと思いますね。そして当然のことながら大きな実績のあるメーカーの機器もたくさん使われていますけれども、個別の部品について言えばですね、いろんな小さい町工場のようなところで作っている職人さんが作る非常に品質の高い信頼性の高い部品そういったものも使われていますね。ですからそういった意味でもですね、単に大きな会社の製品だけではなくて小さな技術力はしかし高いものを持っている、そういった企業も含めてオールジャパンで作られているというふうに考えていいと思います。これからですねはやぶさ2は地球に戻ってきます。そしてですね、12月5日にですね、自分が持っている帰還カプセルというものを切り離します。そしてこの帰還カプセルだけが地球に戻ってくるんですねこの帰還カプセルが大気圏に突入して地上に戻ってくるのが翌日の12月6日ということになります。その帰還カプセルが着陸する場所なんですけれども、オーストラリアの砂漠の真ん中ウーメラという場所に降りてくることになっています。これは回収カプセルはですね途中まではものすごい高速で下りてきますが、着陸する寸前にですねパラシュートを開いて降下してくるわけですね。ですからどこに着陸させる方が非常に大事な問題なんですが、まず絶対的な条件として、かなり広い面積がですね、何もないところそういった場所が適しているわけですね。残念ながら日本の国内にはそういった場所はありません。それからはやぶさ2のカプセルはですね海に落とすことができないので、やっぱり陸地でないといけないんですね。そういったことでですね、実は前回のはやぶさもそうだったんですが、回収カプセルの着陸場所としてはですね、このオーストラリアのウーメラという砂漠が選ばれています。これは日本とオーストラリアの関係の中でこれまでもいろんな形で協力関係がありまして、そしてここでカプセルを回収するということについて日本とオーストラリアが合意をしてですね、そして今回も大砂漠の真ん中に着陸するということになっています。 

選んでください。