「インポスター症候群とはどんなものか?」 (プロファイラー:公認心理師 心理カウンセラー 小高千枝さん)
インポスターというのは詐欺師とか偽物という意味があるんですけれども、自分自身が達成した業績に対してそれに対する値する人間ではないというふうに自分が思い込んでしまっていて、自分自身は他人ほど能力とか実力がないというふうに思い込んでる中で恐怖心とか悲壮感を感じてしまっている方を示します。また周囲をですね騙してしまっているのではないないだろうかというようなことで思い詰めてしまってるような状態も示します。元々は海外から来た言葉でもありますので、やっぱり詐欺師とか、偽物っていう言葉を多分日本人ってあんまり病的な名前で受け入れたくないっていうところはあるとですけれども、心理学者のポーリンクランスとスザンヌアイヌスが社会進出している女性たちを対象にですね、臨床研究をしてこういった言葉が作り出されたというふうに言われています。詐欺っていうか泥棒とかそういったイメージって多分日本人の方は浮かぶと思うんですけれども結局日本で使われてる言葉としては、成功回避動機とか失敗回避欲求とか、要は成功を回避する成功したくないって思うような動機が発生してしまったり、あと失敗することが怖いというような形で何かチャレンジしようとしないというような心理状態の方が今増えていまして、やっぱりその特に女性に多いっていうふうにお伝えしたのが、成功してしまうことによって、自分自身の女性としての幸せを手にすることができないんじゃないかとか、あと逆に失敗をすることによって、何か言われたらどうしようというような形での自分の社会的地位に対する何かその恐怖心ですね。その地位が奪われたらどうしようというような強迫観念から前に進むことが出来ず自信がなくなるっていってこういったインポスター症候群っていうものになっていってしまうというような傾向もあるというふうに言われています。ですので、自分の成功とか業績を自分自身の実績である実力であるというふうに信じることができない状態の心理状態のことを示します。女性活躍が期待されている現代でもありますので、女性の社会進出とか管理職への登用とかですねそういったものが、積極的に進められていることもあって社会的背景の影響とかもありまして正当な評価をですね受けることができていないっていうような形で思い込んでる女性とかに増加傾向にあるかなっていうことを感じています。
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