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時代の気になるキーワードを解説

「男性特有の疾患と向き合うためには?」*五本木クリニック 院長 桑満おさむさん

泌尿器は、昔は、マル秘の秘と書く人もいるくらい敷居が高かった。そういう意味で特に男の人は、かかりつけの泌尿器科医をつくるといいと思う。男性の更年期障害があるんですが、これは泌尿器科。ホルモンが原因だから。男性の更年期の場合は「病気でよかったですね」とボク言いますもん。ホルモン補充療法という治療法が確立しているので「あなたが悪いんじゃなくて、ホルモンが悪いんです」って。女性でもホルモン補充するのと同じです。前立腺がんも泌尿器科。夜おしっこが近くなるのも泌尿器科。あとEDの問題も泌尿器科。かかりつけの訪ねやすい泌尿器科がいるとなにかトラブルあっても男性がかかりやすい病気はカバーできると思います。気になる患部を見せて頂くのはだいたい1回目くらいなので、恥ずかしがることはないです。奥様に連れられてくる人も多いですよ。男の人は伸ばし伸ばしにしちゃう。自分ががんだといやだなとか、怖いから。例えば、おしっこの出が悪い人や前立腺肥大症の人は、市販の風邪薬を飲む時も主治医と確認してくださいって書いてあるんですよ。そういう意味でかかりつけの主治医として泌尿器科医をひとりはおさえておいた方がいいですよね。

選んでください。