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時代の気になるキーワードを解説

「【半東京半過疎地】とは、どんなものなのか?」 (お話:『本社は田舎に限る』著者 吉田基晴さん)

私自身はだいたい月の半分東京で残りが美波町っていう過疎地で、
月にやっぱり3、4回は往復するような感じでほんと行ったり来たり
っていうような生き方をしてます。住む場所だけじゃなくて仕事も
複数の会社経営してたり地域でいろんな役を担当したりっていう
こともあるんで、二拠点、他拠点、複数のマルチワークとかそう
いうような生き方ですね。最近マルチワークとか副業とかって言葉が
あると思うんですけど私自身そういう生き方をしてる感じです。
元々は東京で作った会社を過疎地に移したっていうこと、ビジネス
上の判断だったんですけどもその中で私自身が行ったり来たりが
増えて周りの人は大変でしょう忙しいでしょうとお金もかかる
でしょうって言うんですけど、やってみると日本の首都と田舎
両方の良さがあって両方見てるからこそできることが結構あるなと。
今はやむにやまれずというより自分の意思としていろんな場所に
身を置きながら日本のいろんな変化見ながら生きていければ
いいなぁって思ってます。例えば政治に対しての距離も全く違うん
ですよね。東京で投票するって行動と人口7000人の町で投票する
ってのは全く景色違いますし、例えばオリンピックというものも
東京に住んでる人にとってのオリンピックと徳島から見るオリン
ピックは全然見え方も違いますから、そういう意味では1つの事象
を全然違う角度から見えるっていうのが面白いし、そこにビジネス
とか含めていろんなチャンスがあるかなと思ってますね。サマー
タイム1つとっても徳島って1年中サマータイムみたいな場所です
から多分徳島の人にすると何の議論かよくわかってないと思うん
ですよね。仮にオリンピック期間に混雑問題もないですしやっぱり
テレビの中であるというようなものでしょうしね。ただ東京にいる
とその時に民泊でビジネスしようかとかいろんな話があるので、
オリンピックっていうのもテレビの中の世界のことと、日本で
やるっていうより東京でやるって感じなんじゃないかなぁと
思うんですよね。その違いっていうのは東京だけにいたら見えない、
感じられないですね。そういうところが大きいんじゃないかと思います。

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