時代の気になるキーワードを解説
2018.06.27
そもそもTBSの支局長の準強制わいせつ事件は、
女性が訴えた高輪署の現場では逮捕状請求までして所長がOKしてるわけですね。
支局長が日本に戻ってくるタイミングに合わせて逮捕状を執行する。
成田まで警察が出向いているその直前に警視庁刑事部長から
「逮捕状の執行は取りやめだ」と任意捜査に切り替えるからと、
捜査が変わっちゃうわけですね。
そういったような事例というのが最近でも顕在化してる。
これは珍しいケースですね、捜査過程で令状が執行されるとか停止されるとかは
非常に稀なケースで、
大抵はそうじゃない段階でキャリアの人がこの事件はやらなくていいと、
大抵自分の出世に絡んでいることが多いんですが、
誰か関係者に言われてこの件はもうなかったことにしようと、
なかったことにできないならば任意捜査にしようと。
場合によっては書類送検すらしなくていい、とすると
事件がなくなってしまうっていうケースがある。
一般の人が身近に感じられるのは交通違反ですね。
最近も交通課の人たちは後取り締まりをしたけれども無しにしましたと、
警察官同士のスピード違反はなしにしますなんてニュースが今でもたまに出てますが、
あれは現場の人たちだからこそ出やすいんであって、
さきほど申し上げたキャリアの方がこの捜査をやめましょうって言ったら
大抵出ないんですね。
直接では無いですがそこに政権の幹部が関わると。
支局長は直接首相談話なんてものをオフレコで聞いてるような書籍も書いておりますね。
内閣中枢の政治家トップと近しいと同時に、警察から執行されてる内閣情報調査室とか
危機管理室とかのキャリアたちとも昵懇、とすると
そこに支局長が警察キャリアに送ったメールが公開されてる通りに
そこから刑事部長に何とかならんかというふうな伝達がなされたと推測されています。