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CHOYA NATURAL BEAUTY

Oct 10 2025

『veggy』編集長吉良さおりさんの最新・ヴィーガントピックス

日本初のベジタリアンライフスタイル誌『veggy』。その編集長・吉良さおりさんが語る最新号のテーマは「セロ活・オキ活 幸せホルモン」。“セロ活”とは、脳内の神経伝達物質セロトニンを増やす活動、“オキ活”とは、オキシトシンを増やす活動のこと。どちらも「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれ、心と体を健やかに保つ鍵を握る存在です。
「秋から冬にかけては夜が長くなって、生活リズムが乱れがちなんです。そこで昼と夜のバランスを整える特集を組もうと思いました。セロトニンとオキシトシンを意識的に整えることで、気持ちが前向きになったり、幸福感が高まったりすることもわかってきています」そう語る吉良さん。自身も50代を迎え、心身の揺らぎを実感する中で、“ホルモンバランスを整える”ことの大切さを再認識したといいます。
吉良さんによると、セロトニンやオキシトシンの分泌が滞る原因のひとつが「脳疲労」。特に「悩みごとを頭の中で繰り返し考えてしまうこと」が大きいそうです。「悩みを抱えたままだと、仕事中も家にいても、ずっと頭の中で“雑音”が鳴っている状態なんです。それでは脳が休まらない。だから、意識的に“無音の時間”を作ることが大切。瞑想もいいですが、趣味に没頭する時間だって立派な瞑想なんですよ」
そんな吉良さん自身の“セロ活・オキ活”はというと、なんとこの夏、富士登山を2回も敢行!「50歳になって新しいことを始めたくて。最初は家族と一緒に登ったんですが、子どもたちの様子を見ながらだと、自分に集中できなくて。だから2回目は閉山直前に一人で登ったんです」2回目の登山では、晴天の中でご来光を拝むことができたそう。「登山って、まさに“歩く瞑想”。何時間も無心で歩き続けるうちに、頭の中がすっきりしていくんです。ご来光の光を浴びた瞬間は、本当に“強烈なセロ活”だと思いました。あの体験は、年に一度はぜひ味わってほしいですね」
さらに、日常の“食”でも自然とセロ活・オキ活を実践している吉良さん。「私はプラントベースの食生活をしているので、ナッツやシード類、発酵食品、穀物など、自然とセロトニンの元になる栄養素を摂ることが多いんです。実はそれがいちばんバランスの取れた方法なんですよ」
吉良さんが参考にしているのは、日本の伝統的な食文化。「江戸時代、特に元禄以前の日本の食事は、本当に理にかなっていたと思います。玄米や雑穀を主食に、味噌汁、少しのお惣菜や漬物。低カロリーで栄養素がしっかり摂れて、しかも油分が少ない。いま注目されている“ウェルビーイング”の考え方にも通じるんです」
心と体を整える“セロ活・オキ活”。それは特別なことではなく、日々の暮らしの中で少し意識を向けるだけで始められる、小さな習慣の積み重ねなのかもしれません。

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