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CHOYA NATURAL BEAUTY

Aug 8 2025

『veggy』編集長吉良さおりさんの最新・ヴィーガントピックス

今回は、日本初のベジタリアンライフスタイル雑誌 『veggy』の編集長である吉良さおりさんにお話を伺います。
「植物性タンパク質って、実は私たちの身近にあるんです」と吉良さん。現在発売中の最新号では、その植物性タンパク質がテーマ。なぜこのテーマに?と尋ねると、「改めて、“なんで植物性のタンパク質が体にいいの?”という基本に立ち返ってみたくなって」と答えてくれました。
日本は昔から味噌や豆腐、納豆、厚揚げなど、大豆製品に親しんできた文化がありますよね。「ナッツやシード、海藻類なども含めると、意外とタンパク質って足りている。そんな“いつもの食事”の見直しから始めてほしい」と吉良さん。
編集長のおすすめは、ナッツやシードをベースにした自家製ドレッシング。カシューナッツやごま、ひまわりの種などを使い、お酢と塩こしょう、そこにスパイスを加えれば、立派なソースやディップに。コクを出したい時はスモークパプリカやパウダー状の玉ねぎ、ニンニクをひとふり。ハイパーブレンダーがあれば一発で乳化するのだとか。
「私のキッチンにはナッツやシードが瓶にずらっと並んでいて、サラダにはトッピング感覚で必ず何か入れてます」と、食卓の中心に植物性タンパク質がある様子が目に浮かびます。
この夏、吉良さんがハマっているのが「体をクールダウンさせてくれるスパイスレシピ」。スパイスって、辛いだけでなく体内の熱を下げてくれる効果もあるんです。レシピには、特別な材料は不要。日本のスーパーにあるようなスパイスで作れる手軽さも魅力です。
また、夏のごはんとして登場したのが「バスマティライス」。インドやスリランカで食べられる細長いお米で、脂肪が少なくて火の通りも早く、10分ほどでさっと炊けるのが魅力。「玄米よりも体に熱がこもらず、忙しい朝でもパパっと用意できるのがうれしい」と語ります。
日々の暮らしの中では、味噌汁が欠かせない存在。なんと、吉良さんは毎年自家製味噌を木の樽で10キロも仕込むのだそう。家族では食べきれないので、友人におすそ分けをしているそうです。
味噌をベースにした具沢山の味噌汁には、厚揚げ、ナス、じゃがいも、わかめ、きのこ類…と、タンパク質もミネラルもビタミンDもばっちり。調味料の醤油も毎日使うし、厚揚げは息子さんの食べごたえ対策に。こうして自然と、植物性タンパク質が豊かにとり入れられた日々の食事が出来上がっているんですね。。
「栄養バランスはそこまで厳密に考えてるわけじゃないんですけど、味のバランスで選んでいると、自然と体にいいものになっている気がするんです」と吉良さん。美味しくて、簡単で、体にも優しい。そんな日常の積み重ねこそが、いちばんの“ウェルネス”なのかもしれません。

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