今回は、オーガニック&ナチュラルアイテムの開発・販売を行う株式会社たかくら新産業の代表取締役・高倉 健さんにお話を伺いました。
創業から今年で30周年を迎えるたかくら新産業では、オーガニックやナチュラルな化粧品・食品・ペットケア商品を取り扱っています。7年前からは食品開発にも力を入れており、そのきっかけは高倉さんの奥様の乳がんとご自身の大病でした。「食べ物=健康」という思いから、日本初のオーガニック原料のみで作った【有機植物発酵エキス】を開発。腸の免疫力を高めることで体全体の健康を支えたいと考えています。“オーガニックだから”ではなく、“使って実感できる”品質を大切にし、味や使用感にこだわり、「プレミアムリーズナブル」──すなわち高品質なものを手に取りやすい価格で届けることを信念としています。
創業30周年を機に、すべてのアイテムを新ブランド≪だいじょうぶなもの≫としてリニューアル。コスメや食品、日用品まで幅広く展開し、歯磨き粉、デオドラント、虫よけ、入浴剤、飴やグミなど、すべて「安心・安全」をコンセプトにしています。ブランド名の「だいじょうぶ」には、日本語ならではのやさしさと信頼感を込め、人にプレゼントする時に「これ、だいじょうぶだから」と手渡せるような、心から信じられるものづくりを大切にしているそうです。全商品を自ら開発・監修し、「高倉 健 責任監修」と言えるものだけを世に送り出しています。
特にこだわっているのが、天然成分100%の歯磨き。「一家に1本の時代ではない」という考えから、用途に応じてホワイトニング、歯周ケア、虫歯予防の3種類を展開。中でも人気なのがホワイトニングタイプで、天然素材ながら特許を取得しています。開発のきっかけは、東京農業大学の長島教授から聞いた「シルクの高い吸着力」。そこから着想を得て、天然素材のみでケミカルに負けないホワイトニング効果を実現しました。長年の実験を経て効果が証明され、ついに特許を取得したそうです。
もう一つの注目アイテムが、特許取得済みの喉スプレー「オーガニック マヌカ&レザーウッドハニースプレー」。有機JAS認定を受けた“食品扱い”で、商品名は≪有機液状キャンディ≫。薬ではなく食品だからこそ、ケミカルな味に抵抗がある人にも安心して使えます。開発には4年を要し、「スプレー型の食品」という前例がなかったため、農水省との調整にも時間がかかったそうです。成分はすべて天然で、マヌカハニーやプロポリス、カモミールなどを使用。それでいてインフルエンザウイルスを30秒で99.9%死滅させるエビデンスも持ち、現在では累計300万本以上が販売されています。喉を酷使する人にとって「手放せない存在」になっている逸品です。
