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CHOYA NATURAL BEAUTY

Jan 31 2025

『近縁屋』の国産七味

今回は、様々な国産の七味を作る『近縁屋』を手掛ける、株式会社ナイス・代表取締役の河尻貴晶さんにお話を伺います。
岐阜県の徳山唐辛子を使用し、約20種類の趣味トウガラシを製造販売する『近縁屋』。特に国産食材にこだわり、大葉、柚子、山椒、生姜、ネギ、ミョウガなど15種類のフレーバーを揃えた香り高い七味唐辛子を提供しています。海外の素材を使わず、日本人の味覚に合う伝統的な風味を追求。さらに、一般的に無名な七味唐辛子に個性を持たせるため、万葉集や元号に由来する名前を付け、一つひとつに特別な意味を込めています。
『近縁屋』では使用している岐阜県の徳山唐辛子の品種は、旧徳山村で栽培されていましたが、村はダムに沈み、一度は消滅。しかし、元村民が種を保存しており、家庭菜園から復活しました。河尻さんは経営コンサルの仕事を通じてこの唐辛子と出会い、七味唐辛子の製造を開始。徳山唐辛子は通常の1.6倍の辛さと豊かな旨味を持つ、辛くて美味しい唐辛子です。
『近縁屋』のおすすめは「大葉の七味唐辛子」です。愛知県産の大葉を贅沢に使用し、大葉の爽やかな香りと唐辛子の辛さが絶妙に調和。温かいそばではふわっと香りが広がり、冷たいそばでは鼻に抜ける風味が特徴です。焼き鳥、餃子、お好み焼き、だし巻き卵にもよく合い、肉料理やパスタにもおすすめ。特にトマト系や和風パスタではバジルやタバスコの代わりとして風味を引き立てます。ベースは「赤橙」という七味唐辛子で、大葉を加えた特別な一品。2023年に全国商工会連合会賞を受賞した七味です。
山椒の七味唐辛子には、和歌山県産のぶどう山椒を使用。鼻に抜ける強い香りが特徴で、鰻はもちろん、焼き鳥や中華料理、カレーにもよく合います。特にカレーにかけると、スパイスの風味を引き立てるため、一度試すとその魅力が実感できます。また、ミョウガの七味唐辛子は高知県産ミョウガを低温乾燥し、香りを最大限に活かした逸品。そうめんにかけると、ふわっと香りが立ち、後から鼻に抜ける爽やかな風味が楽しめます。冬には湯豆腐やしゃぶしゃぶにもぴったり。普段かけたことのない料理に試してみると、新たな発見があり、七味唐辛子の楽しみ方が広がるはずです。

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