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CHOYA NATURAL BEAUTY

Mar. 8 2024

インド女性の自立を支える雑貨、アクセサリー

今回は、インドの伝統技術を生かした手刺しゅう、ビーズワークなどを特徴とするアクセサリーを販売している株式会社スプリングの代表取締役である立花佳代さんにお話を伺います。
株式会社スプリングは大阪に事務所を構えている企業で、自社で企画したアクセサリーや小物雑貨の半分が、インドの農村地帯の女性たちが手作りをしているアイテムになっています。
当初はハンドリングしにくいなどの様々な理由でインドの手作り雑貨が市場には出回っていなかったことから、他社との差別化のために始めたインド女性によるハンドメイドアイテムですが、結果、雇用を生み出すなど現地の女性たちの自立支援にもつながっています。
農村地帯の女性たちは、将来にほぼ選択肢が無い人生を文化的に強いられています。できる限り多くの子供を産み子育てをする人生を送ることのみの選択肢しか無く、そこにはさらに貧困問題もあり、栄養失調で母子共々命を落すことも珍しく無いそうで、立花さんは、そんな状況で何か一つでも夢や小さな幸せを持って欲しいと願ったそうです。
当初、ハンドアイテムを製作している村は、作業場も無くインフラも整っていないような場所で、野晒しの地面にゴザを敷いて作業を行なっていました。そこでより生産性を上げていくためには環境を整えることが大切と考え、工場を立ち上げたところ、働く女性たちにも変化が見えました。例えば、“綺麗”という概念が日本とインドでは違っていて、日本向け製品の製作では手を洗って清潔な場所で丁寧に仕事をするという感覚が無く、ただ作れる技術があるという状態。丁寧にする、清潔に保つという感覚を数年かけて理解してもらい、今では日本の百貨店に並んでいてもおかしくない商品を作れるようになったそうで、環境を整えることの大切さを改めて感じることになったそうです。
オススメの商品として、イヤリングなどの耳周りにつけるアクセサリー。こちらは金属を使用しておらず、大きさに比べてかなり軽い。身につけても耳が痛くならなくて好評だそうです。またビーズ刺繍の小物やポーチ、バッグもチェックして欲しいそうで、フォーマルにもカジュアルにも使うことができ、存在感もあるのでセンスアップできるアイテムとなります。
立花さんは、当初はゴールが見えないと思う程のすごいことに着手してしまったと感じていたそうですが、辞めるとは思ったことは無いそうです。現地で仕事を頑張ってっている人たちの姿を見ると、もう少し頑張ろう!あともう少し!と思っているうちに年月が過ぎたそうで、結果は絶対にすぐには見えないので、みんなが納得するまでやり続ける、そういった覚悟があったから今までできたと思うと仰っていました。

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