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CHOYA NATURAL BEAUTY

Apr. 14 2023

『veggy』編集長・吉良さおりさんに聞く、最新ヴィーガントピックス!

今回は、この時期にフレッシュな新物が出る、佐賀県唐津市にある佐賀県最北端の島『加唐島』の椿油をご紹介します。お話を伺うのは、株式会社バーズ・プランニング 代表取締役の松尾聡子さんです。
松尾さんは、13年前にこの地で起業しましたが、いったいどんな会社なんでしょうか?

「春の始まりは切り替わりの時期でもあるので、体調が壊しやすい方もいたりと、ちょっとした不調に自分で早期に気付けると良いのかなと思っていましたし、ちょっとした不調をすぐ薬で解決するのではなく、自分で気づいてメンテナンスできるような特集ができないかなと思い、今回の特集を【不調をととのえる】にしました。内容は、縄文などの古代の食材を使って、昔ながらの食事を日々の生活で取り戻すようなレシピ。縄文時代は、当時の在来種的なお米も当時から食べてたと思いますが、雑穀を多く食べていたり、春には山菜や木の芽といったものをたくさん食べていました。熊などの動物は冬眠してる間は何も食べませんよね。冬の間に食べ込んだ老廃物をデトックスするために春に出てきてすぐに何を食べるかというと、野草や山菜をたくさん食べるんです。ひたすらそれでデトックスして、宿便のようなものを全部出します。動物には、DNAにそういうのが組み込まれてるんですよ。人間も実は同じで、春になったら山菜や木の芽を食べるといった、デトックスするための知恵を受け継いでいるんです。」

他には、どんな方法を紹介しているんでしょうか?

「オーソモレキュラー医学を日本に紹介した柳沢先生という方がいらっしゃります。その方にオーソモレキュラーというのは、ちょっとした症状であれば、ビタミンやミネラルなどの栄養素をしっかり取り入れるといった栄養療法です。有名な方や、やそういった先生にお話を伺うと、日常の食生活はもちろんですがストレスもやはり大きいと話しされていて、どうしてもストレス社会にいるので、常に免疫力を上げなければいけないと言ってました。食事と栄養補給というのはその一つ。やはり良質な睡眠や、ストレスのないリラックスした時間を持つことなどです。ただ、人間はちょっとした緊張は必要なんだそうです。ストレスとはまた違うんですが、緊張感のない生活は逆に免疫力が下がということを言ってる先生もいらっしゃって、これは面白いなと思いました。少し緊張感がある方が健康でいられるというのは、何かわかるんです。軽いストレスぐらいの緊張感というものが、やはり必要なんだなと感じています。」

吉良さんが、不調をととのえるために実践しているのがこちら。

「ホームレメディやキッチンファーマシーなどと英語でよく言われるんですが、キッチンで簡単に組み合わせて作ることが出来る、食べられるもので軽い症状を治すような治療法が、西洋でも割と普通でした。日本でも怪我をしたらヨモギを摺って貼ったりなど、そういった感覚で治すことをホームレメディであったり、キッチンファーマシーと言うのですが、世界中そういうのが割と当たり前です。例えばインドでは、風邪をひいた時、まず喉を痛めたら蜂蜜とシナモンを混ぜたものを喉に塗ったり、なめたりするといいなど、普通におばあちゃんが伝承してきた、代々伝承してきたような治療法があります。日本でも、今でも残ってる家庭はあるかもしれません。日本は核家族化で、なかなかそういうものが伝承できづらい環境ですが、日本でも養生レシピのようなものはたくさんあります。私はかなりの冷え性で、ゴボウの養生煮を食べます。『veggy』では、ゴボウの梅煮と紹介しているんですが、ゴボウの養生煮は日本で昔からずっと食べられてた食べ方で、1日2日ぐらいかけてひたすらと鍋でゴボウを煮るんです。梅とゴボウだけ水に浸して、お水が切れないようにして煮ます。すごく美味しいんですが、それを食べるとすごく心から体が温まってきて、体調が悪い時、私の場合は冷え性の時期にも食べたりします。」

さらに、吉良さんのホームレメディは、バラ!バラを毎日、食べているそうです!

「古代のエジプトや中東では、浄化とか、薬として使われてた程なんです。現代は、そんなに栄養価については注目されていないと思いますが、実はいろいろな効果や薬効性が高いと言われています。香りも良いですし、特にストレスにおいてバラの香りでリラックスモードに切り替わります。食べてもアロマでも良いですし、100%ピュアなバラの化粧水でも良いと思います。インドではバラを食べる文化があって、スイーツの中に少し入れたりなど、バラのレシピたくさんあり、昔から普通に食生活に取り入れられています。バラの花びらだけを洗って乾かして、お湯を使ってロップ水のようなものを作ります。その中にバラをいっぱい入れて、一緒に煮だすといった作り方です。そのまましばらく置くと色がしっかりつくので、最後にレモンなどを絞って、花びらだけ濾して、瓶でストックします。完全にシロップの作り方ですね。バラのジャムを作りもしています。水分をほとんど入れずに、レモン汁だけでバラを煮込みます。レモン汁で煮込むと、加熱してもバラの色も変色しないんです。」

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