働く女性の生活をさらに輝かせるナチュラルな情報をピックアップ

CHOYA NATURAL BEAUTY

Dec. 04 2020

雑誌『veggy』編集長・吉良さおりさんに聞く、最新のサステナブルトピックス!

今日お話を伺うのは、日本初のベジタリアンライフスタイル雑誌 『veggy』の編集長、吉良さおりさんです。
現在発売中の『veggy』最新号の特集は【サステナブル】。最近よく聞く言葉ですがl『veggy』では12年前の創刊当初から伝えていたメッセージなんだそうです。

「最近SDGsなど、普通にみなさんに知られてくるようになったと思うんですけど、SDGsっていうと本当にたくさんカテゴリ項目があって、なかなかまだ一般的には理解するのが難しいんじゃないかなと。そのような状況で、もっと大きいく、その根本的なものということで、サステナブルっていうテーマで、いろいろな切り口、いろんな方面やジャンルから、食べ物だけはなく経済だったりファッションだったり物だったりと、いろんなことをピックアップしてます。日本語で言うと持続可能なという意味なんですけど、サステナブルっていうのは、ただそのSDGsのテーマ自体が全てが自動化可能。あらゆるそのジャンルで持続可能を目指しましょうっていうところなんですよね。カテゴリにすると、すごくたくさんあって難しいので、もうサステナブルっていうテーマで、いろんなジャンルのことをたくさん紹介してます。」

『veggy』で取り上げたサステナブルトピックスについて、吉良さんにいくつか選んでもらいました。まずは、サステナブルなファッションについて。

「パリはファッションの街ですが、サステナブルファッションの都・パリを目指しますと宣言してるんですよね。これからのコレクションはサステナブルな素材を使ってることがもう条件になりつつあって、それを使ってないとむしろ恥ずかしいと言ったファッション業界の風潮なんですよ。トレンドのものがヴィーガンレザーだったりします。ヴィーガンレザーは植物性のレザーです。かつ、環境に優しい素材を使ったもの。今まではただナイロンとかを使ったものが多かったんですけど、今後はちゃんとリサイクルできるものだとか、その環境にやさしい、例えば植物性の皮とか、何かパイナップルの皮を使ったレザーとかそういうのも出てきてたりとか、今まで破棄するだけだったものを、レザーにしてしまうとかファッション業界では割とそういう動きが今出てきてますね。そういったアクションは、日本は遅れていて、取り組んでいるブランドなどを今回いくつか紹介してるんです。」

街で行うサステナブルなニュースについても教えていただきました。

「オランダとかベルギーでは、町や市の管轄の土地を障害者の方たちに、市で仕事を作ってあげる農家作業できる土地を市が無料で貸しています。そこで利潤を目指し、その雇用にあてるっていうことなんですが、そのようにして障害のある方たちやその色のない方たちに仕事を提供して、その野菜を三ツ星レストランやミシュラン付き、星付きのレストランとかで使ってもらっています。それを市が斡旋していて、レストランもそれが話題になりますし、イメージも良くなるっていうところで、すごく良い循環が生まれてますね。それも結局サステナブルなんです。経済のサステイナブルに繋がるアクションです。その循環型経済で今すごく言われていることは、経済もサステナブルにしていきましょうという流れで、それがSDGsでもあるんです。そのサステナブルな経済をどうやってやっていくのかというと、やはりいろいろなその分野の方たちが関わって循環させるしかないんです。そこが割とヨーロッパは本当に国レベル、小さい町村だったら村のレベルですごくうまく準備していて、お手本になりそうなところが結構あります。 」

最後にもう1つ!家庭でもできるコンポストについても聞きました!

「ゴミ問題は、結構個人個人でもできることなんです。例えばその生ゴミだけをリサイクルするだけでも全然違いますし、コンポストと言って家の中で土にすることもできます。今、各自治体が家庭でコンポストする方には補助金を出します、など言っています。ほとんどの他の自治体で補助金が出るんです。各家庭のコンポストの購入代金の何割かを負担してもらえます。でもこれを割と知らない方が多いんです。家で私もしてます。10年前からいろんなコンポストを使ってきたので、みんなの主導でくるくる回すとか、結構虫がわいて大変なのとかもいろいろトライしてきたんですけど、結局、電動のものに落ち着きました。スイッチを押すだけでもう土になる。数時間後に土になる機械があって、ちょっと高いんですけど、でもそれが結局続けられるのは、都会にいると特に気軽さだと思うんです。田舎に住んでいて、家の前やすぐそばに畑があって広い土地があってなどであれば、外に置く普通のコンポストでもいいと思うんです。東京など都市部で暮らすとなると、電動のコンポストがいいのかなって思っていて、私の場合それが一番続いてます。」

veggy Online  詳細 >>

バックナンバーはこちらから