日本初のベジタリアンライフスタイル雑誌『veggy』。2カ月に1度登場する編集長・吉良さおりさんに、今回は現在発売中の『veggy』の特集テーマ「健骨」について伺いました。
今回、「健骨」をテーマにしたきっかけは、吉良さん自身の体の変化でした。50代になり、膝の痛みや足がつることが増えたほか、今年からヨガや登山を再開したことで、体力の衰えや骨の状態を意識するようになったそうです。
若い頃には頻繁に通っていたヨガも、結婚や出産などを経て10年以上のブランクがありました。久しぶりに本格的に取り組んでみると、以前できていたポーズが思うようにできない。「やっぱり体力って落ちてるんだな」と実感すると同時に、骨も弱くなっているのではないかと感じたことが、今回の特集につながりました。
ところが、専門家や医師への取材を進める中で、吉良さんは意外な事実を知ります。それは、骨も皮膚と同じように代謝を繰り返し、毎日生まれ変わっているということ。年齢を重ねても、きちんとケアすれば骨の状態を取り戻すことができるのだそうです。
「骨は取り戻すことができるんだ」と知ったことで、吉良さん自身も前向きな気持ちになったといいます。高齢になっても自分の足で歩き、自由に移動するためにも、骨のケアは早いうちから意識しておきたいものです。
また、骨と「姿勢」の関係も見逃せません。姿勢が良いだけで元気で健康的な印象を与えますが、実は見た目だけの問題ではありません。長時間のデスクワークなどで同じ姿勢を続けていると、体に歪みが生じることもあります。
吉良さんがチェックしているのが、靴底の減り方。左右どちらかだけが大きくすり減っている場合は、歩き方や体重のかけ方に偏りがある可能性があります。体のバランスが崩れると、足だけでなく骨盤にも影響します。骨盤は体の軸ともいえる部分。姿勢や骨格を整えることは、体全体のコンディションにもつながっていきます。
では、骨を育てるためには、どんな栄養素を意識すればいいのでしょうか。吉良さんが紹介してくれたのは、ビタミンD、タンパク質、ビタミンC、マグネシウム、ビタミンK2、亜鉛の6つ。
ビタミンDはキノコ類などの食べ物だけでなく、適度に太陽の光を浴びることも大切です。タンパク質はコラーゲンの材料となり、ビタミンCはその合成に欠かせません。さらに、カルシウムと同じくらい重要なのがマグネシウム。海藻や玄米、アーモンドなどにも含まれています。
そして、骨とカルシウムの結びつきに関わるビタミンK2は、身近な食品である納豆にも豊富。亜鉛も骨づくりに欠かせない栄養素のひとつです。
吉良さん自身は、日々の習慣としてアシュタンガヨガを続けながら、食事にも気を配っています。特に毎朝取り入れているのがローカカオ。マグネシウムやミネラルなど、さまざまな栄養を含むカカオを「良いものを少しずつ」摂ることを心がけているそうです。
