山形県東置賜郡川西町で、夫婦二人で農業を営む「浦田農園」。お米を中心に、枝豆、大豆、もちとうもろこしなどを、なるべく環境に負荷をかけない方法で育てています。
この番組で浦田農園の枝豆をご紹介するのは、今年で4年目。毎年楽しみにしているリスナーも多い、秋の恒例企画です。今回は、浦田優子さんに今年の枝豆について伺いました。
浦田さんが何より大切にしているのは、「とにかくおいしいものを届けたい」という思い。お米も枝豆も、育てる地域の環境を生かしながら、味にこだわって栽培しています。
川西町は、日中は暑くても朝晩にはしっかり気温が下がる地域。その寒暖差が、枝豆のおいしさにつながるそうです。特に浦田農園では、一般的な枝豆の旬である夏ではなく、あえて9月から10月に実る品種を育てています。気温が下がるこの時期の枝豆は、味が濃くなるのだとか。
ここ2年ほどは猛暑の影響で、夜になっても気温が下がらず、「少しぼんやりした味だった」と感じていたという浦田さん。今年はしっかり涼しくなったことで、久しぶりに味の濃い枝豆を収穫できているそうです。
ただ、今年は別の苦労もありました。芽が出たばかりの枝豆を鳩に大量に食べられ、その後、少し育ったところをカモシカに食べられてしまったのです。特に「毛豆」は大きな被害を受け、ほぼ全滅してしまった畑もあったそう。
農薬を使わずに栽培しているからこそ、鳩にとっても枝豆の芽は魅力的なごちそう。自然の中で農業をする難しさを感じさせるエピソードです。
そんな浦田農園では、「黒五葉」「毛豆」「秘伝」の3種類の枝豆を栽培しています。なかでも浦田さんのイチオシが、秋の終わりに登場する「秘伝」。甘さ、香り、旨味の三拍子がそろった品種で、茹でていると家の外まで華やかな香りが漂うほどだそうです。収穫時期は9月末から10月初旬。まさにこれからが旬です。
そして今回、浦田さんから番組とリスナーへの温かいメッセージも。2022年の味噌作りセットの紹介をきっかけに始まった浦田農園とのご縁は、枝豆の紹介を含めて今年で何度目にもなります。番組をきっかけに毎年枝豆や味噌作りセットを注文してくれるリスナーもいるそうです。
コロナ禍をきっかけに、直接お客さんへ届けることを大切にするようになった浦田農園。番組を通して生まれた出会いが、今では毎年続く大切なつながりになっています。
今年は、久しぶりに味の濃い枝豆が楽しめそう。秋の味覚とともに、浦田農園と番組、そしてリスナーとの素敵なご縁も味わってみてはいかがでしょうか。
