「クコの実」と聞くと、杏仁豆腐の上にちょこんと乗っている赤い実を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし実は、この小さな実には、古くから薬膳で重宝されてきた栄養と知恵がたっぷり詰まっています。
そんなクコの実を、日本でまだオーガニックやスーパーフードという言葉がほとんど知られていなかった約27年前から扱ってきたのが、株式会社八仙です。オーガニック薬膳素材やスーパーフードの専門会社として、「5年後の私のために、今の私が食べる食」をテーマに、日々の食事から体を整える「食養生」の考え方を届けています。
「健康は、おいしさから始まる」というのが八仙のこだわりです。どんなに体に良いものでも、おいしくなければ続きません。そのため、自ら畑や工場へ足を運び、生産者と直接顔を合わせ、本当に安心できる素材だけを厳選しています。クコの実のパイオニアとして、多くの人から「クコの実といえば八仙」と親しまれている理由も、こうした地道な姿勢にあります。
会社を創業したのは、現代表・野々口明瞳さんのお母様。西洋医学と東洋医学の両方を学び、自身も体が弱かったことから、「薬に頼るだけではなく、毎日の食事で健康を支えたい」と考えたことが始まりでした。
そこで注目したのがクコの実です。甘みがあり食べやすく、日本でも杏仁豆腐のトッピングとして親しまれているため、誰でも気軽に取り入れられることが魅力でした。さらに薬膳では、クコの実は「肝腎要(かんじんかなめ)」の食材として知られています。「肝」と「腎」は体の巡りやエイジングケアに深く関わるとされ、お肌や目、滋養強壮など幅広い健康維持をサポートすると考えられています。
特にこれからの暑い季節は、クコの実がおすすめだそうです。強い日差しによる光ストレスや紫外線対策、汗で失われやすいミネラルやアミノ酸の補給にも役立つといわれています。また、クコの実に含まれるルテインやゼアキサンチンは、目の健康を意識する人にも注目されている成分です。夏バテ対策や美容を気にする方にとっても、心強い存在になってくれそうです。
「買ったはいいけれど、どう食べればいいかわからない」という声も多いそうですが、おすすめは意外にも和風の食べ方。水で戻したクコの実と梅干しを一緒にたたいてペースト状にし、きゅうりやパプリカなどの夏野菜をディップして食べる方法です。また、浅漬けの漬け汁にクコの実を加えるだけでも、彩りが良くなり、ほんのり甘みも加わって爽やかな一品になります。
さらに八仙では、クコの実をもっと身近に楽しめる商品として「ビオコルマカレー」も販売しています。オーガニックのクコの実をフリーズドライパウダーにして加え、十数種類のスパイスを独自にブレンドした薬膳カレーです。動物性原料や保存料、化学調味料は使わず、素材本来のおいしさを大切にしています。
カレーとして味わうのはもちろん、フレーク状なので肉や魚の下味、炒め物やピラフの味付けなど、調味料感覚で使えるのも人気の理由。本場スリランカの人からも「おいしい」と高く評価されているそうです。
