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CHOYA NATURAL BEAUTY

June 16 2023

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和の素材を取り入れたスパイスカレーのお店『Vaji spice』

今回は、東京・代々木公園 西口近くにある和の素材を活かしたインドカレーやスパイス料理に、スイーツが味わえる『Vaji spice』をご紹介します。お話を伺うのは、『Vaji Spice』企画・プロデュースをされている竹中朋子さんです。
まずは、『Vaji spice』がどんなお店なのかを聞きました。

「2021年2月ちょうどコロナの真っ只中という中でオープンをいたしました。代々木公園の西門に近い物件を見に行ったときに、こんなところで彼女のカレーが食べられたらいいなと思い、ここのお店でカレー屋さんをやりたいなと思ったのがきっかけです。その彼女というのが、スパイス料理研究家のカラミちゃん。体に優しい素材の味を大切にしたなのにスパイスがしっかり効いてる、そんな美味しい体が喜ぶカレー、そんなカレーを食べたのが初めてだったので、彼女のカレーばかり食べていたんですけれども、その彼女にレシピを監修してもらってカレー屋さんを始めたのが『Vaji Spaice』です。彼女のカレーはお母さんが大切な家族に作るカレーのような優しさがあって、美味しくなるようになるように作るというよりは、体に優しい健康に育ってほしいみたいな思いが入ってるような優しさがあって、美味しくなるために無理して何かの味を強調することがないので、食べ終わった後の胃のすっきり感とかが本当に他のカレーでは味わったことのない美味しさです。」

『Vaji spice』でカレーを食べる楽しさについても聞きました。

「私達、組み合わせるカレーのプレートのことターリーと呼んでるんですが、これには定食という意味があります。カレー1種、2種、3種選んでいただけるプレートになっていって、今日はこのカレーを集中して食べたいっていうときには1種を選んでいただいて、その味を堪能していただくというのがおすすめです。やはりカレーは混ぜる楽しさがありまして、ご飯の上を絵の具のパレットのようにお考えいただいて、少しずつ自分の好きな色を作っていくような感じで召し上がってくださいとお伝えすることが多いんです。自分の好きなカレーの味をそこで作っていくっていう楽しさがありますね。カラミちゃん自身のカレーの作り方がすごくアーティスティックというか、本当にカラミちゃんのスパイスの組み立て方ってアーティストだなと感じる時があります。やっぱりカレー好きな方は感じてらっしゃると思うんですけど、すごくクリエイティブな食べ物なんです。組み合わせでそうやって自分の好きなものをプレートの中で味を細かく作っていく、そんな楽しさがあったり、あと組み合わせもお出汁にスパイスを合わせることで、いつもの和食とインドのスパイスを組み合わせで、楽しさが広がると感じています。このことは、カラミちゃんから教わったことですね。」

スタジオに『Vaji spice』のタリーが用意されています。今回のカレーはどんなカレーなのかをお聞きします。

「まず一つは白いお色の野菜のケララカリー。これは南インドのケララ州のカレーをカラミちゃんがアレンジして、辛味がほとんど入っていないカレーです。全てのケララカリーがそうであるのではなくて、本当にカラミちゃんのスパイス使いの妙なんです。スパイスを使った野菜のクリームシチュー、ココナッツクリームシチューのような優しい、お子さんでも食べられるカレーに仕上がっています。塩麹チキンカリーは、当店の中でも、辛味の強いカレーなんですが、塩麹とチキンをマリネして柔らかく仕上げ、塩麹の発酵から出る旨味が生きたすっきりとした辛みのカレーになります。カラミちゃんのアドバイスで、春夏秋冬で辛味を全部変えていて、唐辛子の量がシーズンによって変わるんですけれども、冬と夏の量では、夏の方が倍になったりします。これは冬の間はあまり辛いものを摂取すると、汗をかきすぎて風邪の原因になったりします。体がそこまで辛味を求めてない方が多いということですね。そのため時期によって唐辛子の量を変えたりしてます。今はまだ真夏の辛さの量ではないので、7月8月になると、もう一段辛くなります。あともう一つは黒酢のポークビンダルーです。これは黒酢の発酵の美味しさ、黒酢は甘みが強い酢なので、カラミちゃんから指定していただいたこだわりの黒酢を使っています。お客様には、酢豚のようなカレーとよく説明させてもらっていまして、甘みと辛みと酸味が融合したカレーになります。」

カレーの後のデザート!ココナッツキャロットケーキも頂きます!

「サチというのがうちのオーナーの娘なんですが、小学校6年生のときからもうアメリカに留学して、大学もニューヨークのベーカリーの学校を出てて、出産のためにこちらに帰ってきました。今は日本で料理研究家、アメリカ料理研究家として活動しているのと、自宅でアメリカ料理のケーキやお料理のレッスンをしているんですが、やはり料理には人柄が出ると思うんです。何とも言えない自由な飄々とした、小さい頃からアメリカに行って、親元から離れて世界を見ながらいろんなものを食べながら、彼女は生活してきたのでその何ともボヘミアンな彼女のとても素敵なところが味に出てると思っています。少し漠然としてるんですけど。彼女のケーキファンも本当に多くて、最初は普通のキャロットケーキを作ってたんですけど、インドのカレーの後なんで、クルミとレーズンの下にココナツを入れてみようかうと言って作ってもらったら、やはりとっても美味しくって。噛みしめるごとにココナッツのキシッとした果肉感と、やはりキャロットケーキは、人参の美味しさよりも滋味深さのようなもので包まれて美味しくなっていて、そこにリッチなクリームチーズのフィリングがかかっていて、それがたまらないといったデザートだと思います。カロリーはあまり考えないようにして食べなければいけないんですが、でもやっぱり滋味深いですね。」

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